30歳になりまして
「30歳」
その数字は、女性の心に妙に重くのしかかる。
「年齢なんてただの数字」と本人は思っていても、世間がそれを許してくれない。
職場では、つい最近まで若手だったはずなのに、いつのまにか中堅どころになっている。
マッチングアプリだって自動的に30歳になった途端に「いいね」が減った気がする。
気持ちは追いついていないのに、30歳という年齢の重みがが急にのしかかる。
大手IT企業のマーケティング部で、課長職を担う桜庭菜穂は、30歳になって迷いが生じ始めた…。
この記事へのコメント
特に “仕事終わりに料理作って待っててくれるところ” これは元カレとダメになる時、文句言ってたね。最初は尽くしてくれるから嬉しいけど段々それが薄れてくると菜穂は不信感を募らせるよね。今はいいけど彼が多忙な部署に異動するとか将来起業するとか、早く帰宅し夕飯作りが出来なくなったら、また菜穂は愛されてないと感じるんじゃ?彼女は何かしてくれるから好きと思うタイプで、好...続きを見るきだから与える人ではない。