気候等を考慮して粉をブレンドし、寝かせ、約24時間発酵させて窯へ。理想は、「向こうの古きよきピッツァ。100年以上続く伝統的なものを再現したい」とか。マルゲリータ￥2,420
夜の路地を照らす温かな光に吸い込まれるように店のなかへ。木棚に飾られた味のある器も店主の飾り気のない人柄を物語るようだ
店主の加藤浩祐さんは、パン職人として働いた経験も。店内はカウンターのほかテーブル席もある
右から時計回りに「焼きホワイトアスパラと北寄貝の黄身酢がけ」￥1,350（２人前※写真はすべて１人前）、「山菜の太刀魚巻き ふきのとうソース」￥1,600、「カリフラワーとスナップえんどうのおひたしなどの盛り合わせ」￥1,400
「ログロード代官山」の裏手付近にある、カフェなどがひしめく路地裏にたたずむ。こぢんまりとしたアパートの１階という隠れ家感と、小さな扉の向こうに広がる美食時間の高揚は、思わず誰かと共有したくなる
「お客様に還元したい」と、ワンオペでカウンターに立つ店主の竹田しろうさん。柔らかな物腰でファンも多い
ホタテの冷製にカリフラワーのムースを合わせ、トップに薄く削ったカリフラワーをはらりと重ねた「ホタテとカリフラワーのショーフロア」￥1,000
産地の人たちがカキをワサビで食べていたことから発想を得た「厚岸 真牡蠣とモッツァレラチーズ 山葵と生海苔のソース」￥1,200。ディナーのおまかせコースは５品￥5,500
テラスが賑わう様はまさにナポリ。床には現地で買い付けたタイルを２枚重ねで敷き、美しいデットストックのタイルで仕上げている。ともに移転に伴い新調したもの
山本さんのピッツァイオーロ歴は約25年。移転後も回転率がよく、「どんどん焼き続けると窯が乗ってきてすごくよい状態になります」と、賑わいも美味しさの秘訣とか
タコのマリネやナポリのリゾット“サルトゥ・ディ・リーゾ”、窯で軽くいぶしたグリンピース、ボッコンチーニ、プロシュートなどが入る前菜盛り合わせ。１人前￥1,980（２人前から注文可）
細長く延びた店内は白い壁がスタイリッシュ。写真のカウンター奥にある扉は移動できる仕組みになっており、６名と４名の位置に動かすことで、半個室のように仕切ることができる
揚げ手の手から皿に置かれるのも同店の名物。完璧な油切れにより実に軽やかで、なおかつ最後まで懐紙に油が染みないから驚かされる。薄衣でサクッと、味わいは濃く甘く、13品の天ぷらを平らげても食後にもたれない
コース序盤では、この日の食材の解説も。野菜は愛知、宮崎、北海道など最旬の産地から仕入れている
三河産の「平貝」。貝の水分に混ざった雑味を油に逃し、貝本来の甘みと食感を引き立てた揚げの技術に唸る。おまかせコース￥25,300、￥36,300
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