忙しく駆け抜ける日々の中で、ふと立ち止まりたくなる瞬間がある。
何かを頑張ったご褒美に、自分を整えるためにー。そんな週末にこそ、大人には“選べる場所”がある。
東カレ編集部が提案するのは、静けさを愉しむ3つの週末旅。海と山に抱かれる神戸、凛とした自然が広がる洞爺湖、そして高層階から街を見下ろす六本木。それぞれが、異なる癒しをくれる場所だ。
気取らず、でも少しだけ上質に。週末旅は、いまの自分を映し出す小さな鏡になる。
1、神戸の「山側」を望む、ふたりだけの特別な時間を
「神戸ポートピアホテル」
「なんか、ちゃんと“旅”したい」
瑞希がそう言ったのは金曜の夜、東京のカフェバーでのことだ。そのとき、智也が見せてきたのが、神戸ポートピアホテルの“KOBE no YAMAGAWA アンバサダーステイ”だった。
専属の「エクスペリエンス・アンバサダー」が1日1組限定でお客さまをアテンドしてくれるのだという。
当日、ロビーでは専属アンバサダーが笑顔で出迎えてくれた。
「オーバルクラブ」ラウンジにて、お抹茶点て体験に始まり、オリジナルカクテル「KOBE SUNSET」を手に、六甲山の稜線が夕焼けに溶けていくのを眺める。

地上110mにある屋上テラス「ソラフネ神戸」では元夜景ナビゲーターの総支配人からレクチャーを受けたエクスペリエンス・アンバサダーが、神戸夜景の魅力やマジックアワーの美しさ、夜景の楽しみ方を教えてくれる
そして、屋上の「ソラフネ神戸」で迎えたマジックアワー。
「ここ、ほんとにホテルの中?」
スイートルームで神戸ワインを味わいながら、瑞希が微笑む。翌朝は屋上で空中体操から始まり、地元食材の朝食ブッフェ。
そして、お部屋にてボディートリートメント。窓の外には神戸の“山側”の景色が広がっていた。
「この先も、いろんな景色を一緒に見られるといいね」
智也の言葉に、瑞希は静かに頷く。
■施設概要
施設名:神戸ポートピアホテル
住所:兵庫県神戸市中央区港島中町6-10-1
TEL:078-302-1122
料金:「KOBE no YAMAGAWA アンバサダーステイ」1泊1名¥95,000~(2名1室利用)
URL:https://www.portopia.co.jp/information/detail/231
神戸で暮らす人々は、方角を“山側(北)”と“海側(南)”と呼ぶ。六甲山系が作り出す山麓の景色、神戸港や市街のきらめき。どちらも一望できるのは、ポートアイランドに佇む「神戸ポートピアホテル」だからこそ。