大阪の福島には、本当に美味しいグルメと酒しか集まらない。
本当に美食に食い倒れたい、舌の超えた大人に選ばれる4軒を紹介する。
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1.麻婆豆腐から北京ダックまでハイレベル。阪神にその名が轟く中華の実力
『六徳 恒河沙(リットク ゴウガシャ)』
福島本通から少し入った閑静な路地で真っ赤なネオンが光る『六徳 恒河沙』。
大阪・北新地の人気中国料理『空心 伽藍堂』で修業を積んだ富永宗秀さんが独立して出した店は当初、カウンター9席の小さなものだった。
しかし、その味は人気を呼び、ミシュランガイドのビブグルマンに掲載されるまでに。瞬く間に人気店となり、2019年には現在の場所に移転し、席数を大幅に増やした。
極小の数を意味する「六徳」と、数え切れないほど大きな数を表す「恒河沙」という店名の如く、小さな店が、いまでは大きな存在感を放つ店として地元民に愛されている。
ファンの多い麻婆豆腐は必食!
レトロな空気感の店内で味わうべくは、この店を一躍有名にした「麻婆豆腐」だが、他の逸品も侮るなかれ。
気軽な中華飲みが叶うつまみも細部までこだわり抜かれ、カニやフカヒレなどの主役級メニューは悶絶必至。
福島の美食巡りは、まずはここを訪れねば始まらない。
2.真っ赤な扉に誘われた先には、めくるめく“アテ小皿”の饗宴が待っている
『肴・和洋酒 マツケン』
ホテルのソムリエとして仕事をしてきた店主・松本賢司さんが北新地に店を持ったのは2009年のこと。ワイン好きの耳目を集め、常に賑わっていた。
しかし、よりじっくりお酒と料理を堪能できる店を目指し、2018年に阪神野田駅近くに『肴・和洋酒 マツケン』は移転。閑静な住宅地で、地元民が訪れることも多いゆえ、ゲストとのコミュニケーションが密接になったという。
ワインリストはあえて作らず、店主と同じくソムリエの資格を持つ奥様の純子さんと会話を楽しみながら選ぶスタイル。
旬の食材をアレンジした品々で構成される和洋折衷の創作料理コースに合わせて身を委ねるのが正解だ。
手前から時計回りに「魚介とイカスミのグラタン」、「里芋とピータンのポテトサラダ イワシの炭焼き添え」、「マナガツオの炙り 酒粕のジュレ添え」。
土鍋で炊いた〆のご飯には日替わりのお供付き。この日は「ヒラアジ酒盗和えの山掛け」が登場。
すべてコース(¥6,600)より。
国内外のワインがずらり
店主が惚れ込んだ地酒の他、ナチュラルワインは常時10種類ほどをそろえ、グラス900円〜という価格なのも嬉しい。
小粋なペアリングを楽しんだ後に、〆のご飯で一息つけば、口福感に満ちた夜になること間違いなし。
3.食材が集まるこの地こそのジビエや魚に、自然の恵みの奥深さを知る
『新福島 たいよう 弐』
和食業界で腕を磨いた店主が“大人居酒屋”をコンセプトに創業した人気酒場『新福島たいよう』。
その2号店として、新たに囲炉裏を設けた『新福島 たいよう 弍(セカンド)』が、昨年誕生した。屋号は店主・関口太陽さんの名前が由来。
「美食の激戦区であるこの街に挑戦するつもりで出店しました」と関口さん。メインの「おまかせコース」が全16品という品数に気概を感じる。
メニューはなくその日の仕入れ次第で、囲炉裏を使った料理のほか、石川県から届く新鮮なジビエ肉がコースに入ることもしばしば。
この日は「熊肉のしゃぶしゃぶ」が登場。
カウンター奥の囲炉裏で焼き上げた「氷見大とろイワシ」の脂の旨みに酒が進む。
〆の「土鍋ごはん」も人気で、それを求めて来る人も多いという。
店主セレクトの地酒やナチュラルワインも豊富にそろい、ゆっくりと腰を落ち着けたくなる。
店主の気さくな接客に心温まり、福島の手練な大人に支持されているのも納得の良店なのだ。
4.大阪でのみ消費される門外不出の鴨を求めて、西のグルマンは密かに集う
『foujita』
福島の蕎麦割烹『藤乃』の姉妹店として2017年にオープンしたのがビストロ『foujita』だ。
店の名物が「河内鴨」を使った料理だ。
大阪府松原市で、飼育過程に徹底的にこだわり、加工から卸しまで生産者が一貫して行っているという。大阪府内の限られた店のみ提供する希少な鴨を、フレンチのシェフがワインに合わせてアレンジ。
「鴨自体が美味しいので素材の良さを活かす調理をしています」と料理長・向井健太さんは語る。
また、赤ワインを合わせることの多い鴨だが、ここでは少し軽めのワインやシャンパンを推奨。フレッシュな“レオンス・ダルブ”のシャンパンといただくと驚くほど相性抜群だ。
透明感のある脂の旨みが華やかな泡と溶け合う。
鴨のメインにガレット、最後に二八蕎麦で〆る。
鴨ビストロでありながら、蕎麦も堪能できる、贅沢極まりない1軒なのだ。
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