2025.02.10
表紙カレンダー Vol.128「自分らしくいられる行きつけを作りたい」という国民的女優の浜辺美波さん。
そこで編集部は、極上の和牛タンを、日本で初めてしゃぶしゃぶで提供したという『代々木 今半』にご案内。
数多の食通をも虜にしてきた店主のセンスと工夫に対する彼女の反応はいかに!?
「日々を楽しむこと。内側から美しい大人の女性を目指します」
2021年は京橋で焼き鳥、2022年は麻布十番でふぐ鍋、そして2025年は代々木でタンしゃぶと、本誌が選び抜く大人の美食を体験してきた浜辺美波さん。
今回は“ひとり焼肉”をするほど肉を好む彼女に対して、「行きつけにしてほしい」という思いから芸能人御用達でもある名店『代々木 今半』をご提案したのだが、そのもくろみは大成功。
浜辺さんは実によく食べよく喋り、帰り際、その手にはショップカードがしっかりと握られていた。
「お料理もお酒も美味しいですし、何よりご主人がとても魅力的でした。
当初は『今半』と聞いて老舗の威厳をイメージしていましたが、実際は撮影に臨む私に遠くからウインクしてくださるなど、食事以外の場面でもリラックスさせてくださる素敵な方でした。
気心の知れた間柄になれそうな気がしましたし、羽を休めるのに理想的なお店だと感じました」
年齢や経験を重ねると、人は慎み深くなり、無邪気では居られなくなるもの。ゆえに、大人は心を解放できる“行きつけ”を求める。2011年に女優業を始めてからずっと第一線で活躍してきた浜辺さんならなおのことだろう。
そんな感想を伝えると、彼女は自分自身が憧れる大人像についてこんなエピソードを披露してくれた。
「先日、ある授賞式に出席させていただいた際に、受賞者のおひとりである内田有紀さんのお姿を画面越しに拝見したのですが、その笑顔があまりに晴れ晴れとしていて目が釘付けになりました。
なぜ、こんなにも輝いているのだろう。どうすればそうなれるのだろうと本気で考えさせられました。内面の潤いが自然と溢れ出るような大人の女性になりたいと思います」
そう話す浜辺さんも4年前の初登場と比べて心の余裕を感じさせる。見えないところで工夫と努力をしているようだ。
「友人と一緒に適度にウォーキングを続けています。話をしながら歩くと頭の中が不思議と整理されますし、体そのものも軽くなるのでオススメです。帰宅後は、台本も頭に入りやすくなります。
それから、基本的なことですが家の中を整えるように心がけています。不要なものを断ち切って身の回りを清潔に保つと、雑念が払われて物事に集中できます。生活に好循環が生まれるような気がします」
行きつけを見つけた浜辺美波さんが語った、2025年の覚悟
事実、浜辺さんは相変わらず仕事に恵まれている。人気と好感度の高さを表すCM出演は多数。
昨年は出演映画が3本公開されたが、彼女に与えられたのは主演もしくはヒロインだ。ほんの一握りの役者に限られたポジションである。
おそらく独特の景色を味わってきたのだろう。ご本人はこう話す。
「主演とヒロインでは、緊張感や現場での立ち居振る舞いが変わります。
主演の場合は、自分の芝居がブレないのが大事。私が方向性を見失うと周りの方たちに迷惑をかけてしまうので、最初に決めた方針は貫かなくてはと心がけています。あとは、主演は現場の空気を左右しかねない存在なので、雰囲気づくりにも貢献したいです。
一方でヒロインを演じる時は、主演の方の様子を伺い、その都度適切に反応するよう心がけています」
1月24日に公開される注目の忍者アクションコメディ映画『アンダーニンジャ』(原作:花沢健吾、脚本・監督:福田雄一)ではヒロインの野口彩花役で出演。
本作では福田監督ならではの演出に体当たりで挑み、新たな一面が見られるそう。
2025年は助演の機会もある。すでに発表されたとおり、2026年に放送される予定のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』では秀吉の正妻・寧々として脇を固める。
「たくさんの方のお芝居を見て勉強したいです。助演は限られた登場シーンの中で観客の方に役の背景を想像させなければいけないので、難しいと思うんです。
前に映画『ゴジラ-1.0』でご一緒した安藤さくらさんには大きな衝撃を与えられました。撮影日数はわずかだったはずですが、戦後という混乱期に生きる女性像を見事に体現し、なくてはならない存在感を示しているお姿に、感銘を受けました。その姿が颯爽としていて、まぶしくて。
まだまだ若輩者ですが、その域に少しでも近づけるように精進します」
「2025年は仕事の年。心も体も整えて駆け抜けていきます」
主演も助演もいける器用さを持ち、高い知名度を獲得したら、安泰ではないか。浜辺さんはそうなる可能性を秘めている。
この先、いったいどんな女優像を目指していくのだろうか。
「私は日本で女優を続けたいと思っています。日本の素晴らしさを伝える作品にたくさん携わりたいです。そして、味のある役者になりたいです。
一生懸命に生きることがお芝居の隅々ににじみ出て味になると思うので、好き嫌いが分かれてしまうのかもしれませんが、それでも芸達者にならず、自分らしさを磨いていきたいです」
そう話す彼女の目はいつになく澄んでいた。
本誌における過去のインタビューではそつなくこなす印象もあったが、国民的ドラマの朝ドラに出演してさらに自信が付いたのかもしれない。
「2024年は撮影に入っていない時期もあって、自分自身とじっくり向き合うこともできました。趣味の時間も充実していましたし、2025年は体調を万全にして新しい気持ちで女優業に邁進したいと思っています。
スケジュールを縫うことにもなりそうですが、一つひとつの仕事をおろそかにすることなく、きちんと準備して臨みたいです。頭の中がぐちゃぐちゃになってパンクしないように気を付けたいです」
そう言って微笑んだ浜辺さんの姿は、どこか貫禄すらにじませているようだった。
年齢は単なる記号に過ぎないという意見もあるが、彼女が24歳であることを思うと、つい鳥肌が立ってしまう。
10年後、20年後、さらなるキャリアを積んだ彼女の目に映る刺激的な景色とはいかなるものか、気になって仕方がない。
■プロフィール
浜辺美波 2000年生まれ。石川県出身。’11年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションニュージェネレーション賞の受賞を機に女優の道へ。受賞歴多数。
■衣装
ブラウス¥75,900、スカート¥64,900〈ともにコート/イザ TEL:0120-135-015〉、トレンチコート¥75,900〈フラデリ TEL:06-6344-6222〉、イヤークリップ(左耳)¥85,800、イヤークリップ(右耳)¥374,000(1ヶ)、リング(左手)¥539,000、リング(右手)¥187,000〈すべてオー/ハルミ ショールーム TEL:03-6433-5395〉
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