2025.02.13
爽やかな朝こそ、楽な気分で上質なものを口に入れたい。そんなテンションにぴったりなのが、2024年春に代々木上原に誕生したクレープ推しのカフェ『ØC tokyo』だ。
朝9時から営業するそのカフェに現れたのは、乃木坂46随一のスタイルと柔らかな笑顔で人気沸騰中の5期生・五百城茉央(いおき まお)さん。
9頭身美女が甘い朝食に見せた顔とは?
19歳、3年目の五百城さんが見据える現在と未来
公園に面したテラス席に座り、「住宅街に佇むお洒落なお店で、朝の陽ざしとともに外で食べられるなんて気持ちがいいです」と五百城さん。
ワンコOKと伝えると「私もいつか豆柴を飼いたくて」と興味を示した。
綺麗な所作でクレープをカットして口に運び、微笑む姿は妖精のよう。
添えられたのがニュージーランド産グラスフェッドバターと聞くと、「ヘルシーそうだし、冷たくても美味しいバターですね」とクレープにのせ食べ進める。
その美味しさにスタッフたちへ薦める優しさをみせた。長野産の「りんごジュース」もお気に入りに。
柔らかな朝の光に包まれて、ゆっくりと完食。
そんな五百城茉央さんの日常的な朝食には、お決まりのメニューがある。
「私、朝の卵かけご飯が大好きなんです。そのために出先でちょっと気になる卵があると買ってしまいます。1回青い殻の卵を買ったことも。
卵かけご飯専用醤油はふたつ持っています。卵かけトリュフ醤油と、王道の卵かけ醤油。でも、最近一番使っているのは『今半』のすき焼き用の醤油です。お肉はないけどちょっとすき焼き気分です(笑)」
神戸から東京に出てきて2年。「外食はまだこれから」と話し、東京散策で思い出深いのは、東京に来るようになった初期のこと。
「オーディションに合格した次の日に母と色んなところへ行きました。まず築地でまぐろを食べて、武道館の周りを散歩して、“いつかここに立つ日がくるのかな”と写真を撮りました」
昔から歌やダンスは好きだったが、「恥ずかしいと思いがちな人間でした」と、人に話すことも行動に起こすこともなかった。
転機は乃木坂46のファンであった兄が、オーディションの存在を教えてくれたこと。
「高1の夏、それまでの学生生活は剣道を頑張ったり勉強を頑張ったり、とても忙しかったんですけど、高校生になってから部活にも入らなくて、夏休みに何もない状態。家にいて、これはまずいと。
でも、この先どうすればいいか分からなすぎて迷走期でした。画塾に通ったり、友達とバンドをしたり、少しでも興味のあることを始めて、自分がどうなりたいのかを探っていました。
そんな時に兄がオーディションを教えてくれて、“いっちゃえ!”と勇気を振り絞ったからいまここにいます。あの時に踏み出せて本当によかったです」
乃木坂46よりも前に元メンバーの山下美月さんを知り、兄が買った写真集を見て「可愛い」と憧れていた。
オーディションを受けたきっかけでもあるから、山下さんが表紙の今号に出演することを「嬉し過ぎます!」と話す。
「美月さんのアイドル姿は本当に見ていてキラキラしていますし、リハでもキラキラオーラが出ているんですよ。私はリハだと素っぴんのボサボサですけど、そんな時でもニコニコの笑顔がまぶしい。
あれだけ忙しいのに後輩によく声をかけてくださったりもして、相談しやすい雰囲気で尊敬しています」
そうスター性を語るが自身も期待の星。5期生初となる1st写真集の発売を控え、11月にリリースされた『歩道橋』では選抜入りして位置も前へ。個人的な思い入れも強い曲だ。
「特に2サビの歌詞が好きで、“歩道橋の下には別の運命 渋滞している他府県ナンバー 今なら引き返せるのに”という歌詞があります。
こんなこと言ったらダメですけど、私は入ったばかりの頃は合っているのかなと不安に思う時もあって、でも進んでいきました。
どんなことでも人に迷いはつきものだと思うので、そういう状況の方の背中を押す曲となれたら嬉しいです」
いま注力したいことを聞くと、当時の迷いを感じさせないほど快活に話す。
「一番はやっぱりアイドルなので、ライブを頑張りたいです。目を引く方がたくさんいる中で、自分もそのひとりになれたら。
あとアイドルってすごいなと思うのが、本当に幅広いお仕事をいただけること。特に5期生は色んなチャンスをいただいています。
歌番組やバラエティ、ときどき演技の機会もあり、伸ばし段階と言えるいま、これだっていうものを見つけて伸ばして開花させたら、乃木坂にも還元できるのかなと思います。
そういう先輩たちの背中を見ているので、より一層そう感じています」
『歩道橋』の歌詞の最後は“このまま渡ろう”。成長しながら前に進むと言わんばかりに、たくましさも漂わせていた。
■プロフィール
五百城茉央 2005年生まれ、兵庫県出身。2022年に乃木坂46の5期生として活動開始。2025年1月に1st写真集『未来の作り方』を発売。10代最後の成長記となるような写真を、自身が憧れていたポルトガルで撮り下ろした。題字は書道が特技の本人自筆
■衣装
ワンピース¥69,300、コート¥99,000〈Sov.〉、シューズ¥53,900〈CORCOVADO/すべてフィルム TEL:03-5413-4141〉、イヤリング〈スタイリスト私物〉
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