銀座のど真ん中にあるのに、気軽に立ち寄れる穴場の和食店。上質な器で料理を食す贅沢さとは

銀座のど真ん中にありながら、隠れ家的な和食店『三分樓』を紹介する。

上質を求める洒落た大人にぴったりの空間だ。



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上質を求める洒落た大人の聖域

銀座『三分樓』の外観

銀座の顔とも言える交詢ビルの4階という好立地。階下は「バーニーズ ニューヨーク銀座本店」


迂闊だった。銀座のバーニーズにはよく来るが、この和食店は知らなかった。

エスカレーターで4階に上がった、すぐ左手に『三分樓』はある。

銀座『三分樓』の内観

広い店内に各席をゆったりと設けた贅沢なつくり。和食はもちろんイノベーティブでの経験もある武井克幸料理長が腕を振るう


店内は奥行きのあるカウンターが基本。席に着こうとイスを引くと、軽い!

「兵庫にある『Tenon』という工房が手作りするイスです」と驚きを察知して若い女将が言う。そう、ここはすべてが上質なのだ。

柾目が美しいカウンターは桜の一枚板。キッチンで存在感を放つ陶器の焼き台は中川一辺陶の作。

銀座『三分樓』の「季節の八寸」

定番のカニサラダを含め、5種の旬菜がそろう「季節の八寸」¥2,200。白神山地のセリはお浸しに。そのほか新蕎麦の揚げ出し豆腐や春菊のナムル、ムカゴと自家製湯葉など、体に優しい味わいが勢ぞろい。料理長の繊細な仕事に感激する


八寸を頼めば、白神山地の麓で育つセリなど、季節の天然素材がずらり。

何かを尋ねれば、柔らかく微笑みつつ、的確に淀みなく答える女将も魅力的。

銀座『三分樓』の井澤祐香氏


女将の井澤祐香さんは前職が法律事務所勤務という異色の経歴の持ち主。銀座の和食店で働いた時期もあり、そこで日本酒の造詣を深めた。新たな日本酒との出合いを求めている。

日本酒は彼女のセレクトで今日のラインナップが黒板に並んでいる。

銀座『三分樓』の黒板メニュー

季節のオススメや今夜の日本酒ラインナップは黒板に掲示。「今日は岩手と青森がお休みですが、それ以外の東北各県は全部あります」と女将。酒を注ぐ蕎麦猪口は陶芸家・藤澤重夫さんの作。100ml¥990~


どれもあまり聞いたことがない銘柄で、興趣をそそられる。

「私が宮城出身なので東北のお酒をついつい入れてしまうんです(笑)」

提供は陶芸家が作る素朴な蕎麦猪口で。さぁ何を飲もう。迷う時間も愛おしい。


【Time schedule】オープンと同時にGO!

銀座『三分樓』のタイムスケジュール表


時間帯によって客層は多彩。

常連や仕事帰りのカップルが開店早々訪れ、階下の店が閉店した20時以降は買い物帰りが急増する。

三分樓(銀座) | デートに使える東京のレストランはグルカレで予約

▶このほか:和食の料理人が作る「おばんざい」はレベルも高い。麻布十番で見つけた使い勝手のよい“第二の台所”

東京カレンダー2025年3月号の表紙

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