高級アパートメントホテルの先駆者「北野アームス」が「ザ・キタノホテル東京」に生まれ変わったのは2019年のこと。
2023年には厳しい審査をクリアした施設のみメンバーに認められる“ルレ・エ・シャトー”に都内ホテルとして唯一加盟。
立地は日本の中枢機関が集まる千代田区平河町にありながら、存在は穴場的で未訪問の人もまだ多いだろう。
そのホテルの宿泊はどのようなものか、2024年夏に開業したレストランも含めてお伝えする。
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駅から徒歩15秒!ホテルに一歩入ると落ち着いた空気感が広がる
永田町駅から徒歩15秒。武家地跡で、政党本部は道を挟んですぐ。金銭だけでは手に入らない一等地に「ザ・キタノホテル東京」は存在する。
ホテル名は創業者・北野次登さんに由来。北野氏は1964年のNY万博で日本館建設に携わり、その経験から「日本のおもてなしの心を世界に広めたい」と1973年に初めてNYに日系ホテルを誕生させた人。
先見の明をもち快適性を追求し続けた経営者が起源と知ると、より味わい深い滞在になるホテルだ。
メインダイニングは体に優しいフレンチ『オランジュリー 光庵』
今回は2024年7月に誕生した『オランジュリー 光庵』でのランチからスタート。店内にはベーゼンドルファーのピアノが響く。
優雅で穏やかな空間でいただけるのは、スイスとカンボジアで20年以上腕を磨き、フランス農事功労章シュヴァリエも授与された加茂 健さんが作る体に優しい料理だ。
チェックイン前に、瀬戸内レモンが香る名物ホテルランチを
名物のひとつが「瀬戸内塩レモンのリゾット」。3ヶ月発酵させた柔らかなレモンの酸味が野菜のブイヨンやバターと一体となって米を包む。
シャンパンが進み、いい気分でチェックイン。
春夏秋冬のカラースキームと文様をあしらった、温かみのあるゲストルーム
客室はディテールの塩梅が絶妙だ。「エアウィーブ」を敷いたベッドは適度な沈み加減。
肌触りの良いコットン素材のパジャマが、快適な眠りへと誘う
金の縁取りの特注パジャマはコットン100%で見た目も着心地もよし。
バスアメニティは珍しいミニパウチ型で出しやすさが随一。
世界の一流宿・店を知る“ルレ・エ・シャトー”のブックで机上旅行
ウェルカムスイーツが『銀座ウエスト』の焼菓子というのも小粋。紅茶をいれて“ルレ・エ・シャトー”のブックをめくり、世界中のホテルを吟味する時間が至福だ。
瞬間ごとの細かな快適性が、じわじわと客室を好きにさせる。ウェルネスを重視し、ホテル内に鍼灸整体院が入るのも注目ポイントだ。
ビジター利用も可!知る人ぞ知るルーフトップバーは、デートにもオススメ
最上階のルーフトップバーは、丸の内の夜景を一望し、東京ど真ん中にして隠れ家感あり。
大人だけの至福の空間!バーはフードも充実
ここで「小腹が空いたな」とお酒と特製フライドチキンを頼む姿をデートで見せたら、謎めくほどこなれている。
心もお腹も満たされる、宿泊者限定「和朝食」
さらに宿泊者限定の朝食の美味しさを知っていたら、大人度は120点だ。
■施設概要
施設名:ザ・キタノホテル東京
住所:千代田区平河町2-16-15
TEL:03-3288-0015
料金:1泊1室¥63,000~
部屋数:70室
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