◆前回までのあらすじ
同棲をはじめたばかりの亮太郎(27)と明里(29)。
交際して一年記念日を迎えたある日、亮太郎は明里の不仲の妹・歌織と連絡を取る。そのことを知った明里は、記念日であるにもかかわらず怒りのあまり亮太郎を寝室から閉め出すのだった。
▶前回:「え、嘘だろ…?」同棲前に彼女の親に挨拶に行ったら、実家が金持ち過ぎて…
Vol.7 連絡<明里>
土曜日の朝目覚めると、すでに太陽は昼の日差しを投げかけていた。
― あっ、亮太郎の朝ごはん…!
いつのまにかすっかり習慣になった朝食作りが頭をよぎり、慌てて布団を撥ね除けたが、しばらく止まったあとにもう一度ベッドに倒れ込む。
ベッドの隣が、冷たく広い。
そうい......
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