
露天風呂からの景色が最高!極上の癒やしが待っている、ラグジュアリーな温泉宿4選
3:湯けむりの宿 稲住温泉/秋田・秋の宮温泉郷
秋田最古の温泉郷で異なるふたつの泉質を愉しむ特別感
四季折々の美しさを見せる名峰・栗駒山の麓に抱かれた秋田県最古の温泉地、秋ノ宮温泉郷。その中にひっそりと佇むのが「稲住温泉」だ。
文豪・武者小路実篤が戦中に疎開先として滞在し『稲住日記』を公刊するなど古くから多くの文化人や著名人に愛された名宿だったが、老朽化に伴って惜しまれつつ廃業したのは2014年のこと。
そして格式の高さを残したまま、2019年に新たな湯宿として生まれ変わったのが現在の宿となる。
コンセプトは“時わすれの宿”。時を忘れて宿の滞在をお愉しみいただく極上の寛ぎを提供する。
特に「天の坐」と名付けられた4つの離れには、客室に天然温泉露天風呂があり、格別な空間が広がる。
首都圏からも多くの客が訪れる最大の理由は、ふたつの源泉を所有しているところにある。客室に引かれた「里の湯」と、宿の大浴場や貸切風呂に引かれた「荒湯」だ。
ひとつの宿で異なる泉質が愉しめるとあって、多少足をのばしてでも訪れたいという人は絶えないだろう。
“時わすれの宿”がコンセプトなだけあって、客室は和の温もりと洋の快適さを兼ね備えた落ち着きある空間。
土地ならではの四季折々の素材を用いた料理を愉しむのも旅の醍醐味というもの。贅を尽くした和会席とともに秋田が誇る地酒を口にすれば、舌鼓を打たずにはいられない。
ひと息ついたあとは大浴場で体を温め、雄大な山を望む露天風呂へ。眼下には荒湯川が流れており、せせらぎに耳を澄ませているうちに、いつしか全身の力がほどけていく。
■施設概要
施設名:湯けむりの宿 稲住温泉(共立リゾート)
住所:秋田県湯沢市秋ノ宮字山居野11
TEL:0183-58-1300
URL:https://dormy-hotels.com/resort/hotels/inazumi/
料金:離れ(夕朝食付き、温泉:露天+内風呂)2名1室1名あたり 平日¥55,000~(税・サ込、入湯税別)
※休前日は上記に+¥3,000~¥9,000
4:熱海・伊豆山 佳ら久/静岡・伊豆山温泉
相模湾の水天一碧な情景を眺めながら至福のときを
伊豆山エリアは熱海と湯河原の中間に位置する高級リゾート地として知られる。
熱海駅周辺の喧騒から離れ、静かにゆったりと寛げる。高台に登れば遙かなる相模湾を一望できる。
昼は陽光が煌めき、晴れた日のサンライズは一生の思い出となるだろう。夜には月明かりに照らされた海面が幻想的に浮かび上がる。
この風光明媚な湾に面して2023年12月にオープンしたのがラグジュアリー旅館「熱海・伊豆山 佳ら久」だ。
ORIX HOTELS &RESORTSのフラッグシップブランドとして「箱根・強羅 佳ら久」に続く2施設目となる。
今年7月にはミシュランガイドのホテルセレクションにおいて熱海で唯一ミシュランキーを獲得している。
全57室の客室は、すべての部屋に温泉露天風呂を有した贅にあふれた造りになっており、大浴場の露天風呂では、湯に浸りながら目の前に広がる海景を堪能できる。
中でも必見は、相模湾と澄んだ空が織りなす水天一碧の情景だ。水と空とが一続きになった光景は見る者の心を洗い、日々の喧騒は遠くへ消えていく。
夕食は檜の一枚板で作られたカウンター鮨「藍寿」と魚料理3種から好きなものを選べるプリフィックススタイルの「六つ喜」。
日頃頑張る自分へのご褒美として利用するのも粋な大人の選択肢だ。
■施設概要
施設名:熱海・伊豆山 佳ら久
住所:静岡県熱海市伊豆山630-1
TEL:0557-55-7900
URL:https://izusan-karaku.orixhotelsandresorts.com/
料金:低層階デラックスルーム(夕朝食付き)1泊2名1室1名あたり¥58,300(税・サ込、入湯税別)※ご要望に応じて、確認書類を遅滞なくお送りいたします。