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  • 「彼氏がデートのあとにすぐに寝てしまった…」寂しくなった30歳女が、こっそりスマホで見ていたものとは

    結婚したい!

    どれだけ強く願っても、相手がその気にならないとできないのが「結婚」。

    そんな悩みを抱えているとき人は、自分を愛してくれる人の存在を忘れているのかもしれない。

    だれかに愛してもらうには、自分を愛すことが必要。

    真希も、「早く彼氏と結婚したい」と願っている女性のひとり。

    30歳の誕生日に、彼氏にプロポーズされなかった真希は、“ある決意”をして…。

    ※記事の最後に、素敵なプレゼントが貰えるキャンペーンのお知らせがあるのでお見逃しなく!


    結婚したい女/真希(30歳)


    ついに、予定していた3ヶ月が経った。

    スマホのカレンダーアプリに入力された、ケーキの絵文字。

    今日は、真希にとって運命の日──付き合って5年になる彼氏・慎二の、30歳の誕生日なのだ。

    心臓は、今にも口から飛び出してきそうなほどバクバクと高鳴っている。

    真希は両手でぎゅっと胸を押さえつけるようにしながら、鏡の前で思い出のワンピースを体にあてた。

    ― 今日、私…。このワンピースを着て、慎二に逆プロポーズするんだ。

    大学時代に同じゼミで青春時代を過ごした慎二とは、卒業してからふとしたきっかけで付き合うことになり、付き合って5年、同棲して3年。

    30歳になる今までずっと、慎二は変わらず真希を大切にしてくれている。それでも真希はどうしても、今のままでは満足できないのだ。

    「変わらない」だけでは、足りない。

    もっと慎二に愛されたい。

    “結婚”という名の、永遠が欲しい…。

    心の底から強く願いながら、真希はもう一度、鏡の中の自分を見つめる。

    ― 私、欲張ってる?もしも、もしも、プロポーズが受け入れてもらえなかったら…?

    そのときのことを考えるだけで、怖くて崩れ落ちそうになる。けれど、この3ヶ月の間、最大限の努力はしてきたのだ。あとはもう、自分を信じてあげるしかなかった。

    「…時間だ」

    「メズム東京、オートグラフ コレクション」にあるレストラン『Chef's Theatre』の予約時間が迫っていた。

    ― 今日、人生が大きく変わるかもしれない。

    真希は大きくひとつため息をつくと、祈るような気持ちで、思い出のワンピースに袖を通した。

    こんな決意をするに至った、3ヶ月前のことを思い返しながら──。

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