『幸せになる、 小さなお店。』 Vol.8

Secret

ホントは誰にも教えたくない、特別な隠れ家。

右.前菜盛り合わせ¥1,800。新潟の農家が店専用に栽培する野菜と米は、味もサイズも力強い 左.イエローが基調の店内

il campo

イル カンポ

毎日のように、通うための隠れ家。

「店をやるなら、ひとりで」と決めていた。だが、オートロックのビルの奥に16席だなんて、最初から思い描いていたんだろうか?

「物件は出合いもの。ひとりを選んだのは、料理とサービスのどちらも独り占めしたかったから」と、シェフの関口正人氏は笑う。

歩道近くに置かれた看板を頼りにビルへと入り、“101”の部屋を目指してドアを開ければ、そこは街のエアポケットだ。ひとりかふたりなら、カウンター席へ。まず選ぶべきは、前菜盛り合わせ。日替わりで10種前後という、たっぷりなそれを食べながらワインを開け、パスタ、メインの登場を待とう。

「お待たせしない、がポリシー。だから前菜には格別の力を入れてる。ゆっくりスタートし、じっくりテンションを上げて欲しいから」。

『ヴィゴロッソ』『アクアパッツァ』の二大繁盛店で修業。イタリアで2年、韓国ではホテルの料理長を1年、帰国後はサービスを極めるべく、飯田橋の店でマネージャーを2年。途中、ホスピタリティを学ぶべく病棟助手を務めたこともある。絶妙なお客との距離感とカウンターを含め客席に対するテンポある采配ぶりは、特筆もの。

料理? 控えめながら自信に溢れた彼の鍋から生まれる皿、大胆でうまいに決まってるじゃない。

右.マンション?オフィスビル?臆することなくこのエントランスを抜けよう 左上.「101」のプレート上のショップカードが目印 左.絶妙なカウンターとシェフの距離感が、心地良い

カウンター6席、テーブル10席の空間

右.いさきのアクアパッツァ¥2,800 左.豚ロースのグリル¥2,800。魚は丸ごと、肉は骨付きが基本のメイン。手をかけてもかけたようには見せない、ボリュームある皿は2~3人でシェアを


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