2010.09.21
『幸せになる、 小さなお店。』 Vol.5Course
小箱ならでは、の完璧なプレゼンテーション。
2010.09.21
『幸せになる、 小さなお店。』 Vol.5小箱ならでは、の完璧なプレゼンテーション。
※2016年「ピケ」としてリニューアルしました※
“激戦区”といわれる恵比寿東口にできたフレンチの店が話題だ。全14席の空間だが、カウンターもテーブルもゆったり居心地がよく、クロスはなしのラフなスタイル。が、料理はコース主体。4800円という価格だけ聞けばカジュアルフレンチの相場と思うかもしれないが、これが特筆ものである。
オーナーの和久井学シェフは、『銀座レカン』で焼き場を任されていたとあって、メインはイベリコ豚や栃木産牛など極上の素材を使った肉料理のみで勝負。ほかはおまかせだが、男性と女性で少し違った料理を提供する。スモークサーモンを使った前菜なら、男性には鉄板焼きにして、女性にはスライスをサラダ仕立てでという具合に。
“お楽しみのひと皿”なる締めご飯が供されるのもユニーク。これにも、男女の皿がある。「カップルでシェアできる、という発想がスタート。小さな驚きがあり、会話も弾む。女性同志のお客様にも好評です」と和久井シェフ。
メインに使用する鉄板を店内が見渡せるカウンターの中心に据え、ゲストの様々な反応を直に見ながら調理する。サービス精神旺盛なシェフ自身が、この小さな空間を最大限に楽しんでいて、その躍動と幸福感が店中に波及するのだ。
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