カメラマン、クリエイター、カレーをスパイスから作る男──。
これらの男性は“付き合ってはいけない男・3C”であると、昨今ネット上でささやかれている。
なぜならば、Cのつく属性を持つ男性はいずれも「こだわりが強くて面倒くさい」「自意識が高い」などの傾向があるからだそう。
一見するとどれも個性的で魅力的な男性に思えるが、果たして本当に、C男とは付き合ってはならないのか…?
この物語は“Cの男”に翻弄される女性たちの、悲喜こもごもの記録である。
▶前回:結局男って、カワイイだけの“量産型”な女が好き。アート系彼のため、個性派を目指した23歳女の絶望
クリエイターの男/唯子(25歳)の場合【前編】
丸の内にある大手食品メーカー本社の正面玄関ロビーには、A0サイズの大きなポスターが掲示されている。
営業部社員の福浦唯子は、その前を通るたびに足が止まっていた。
それは、コンプライアンスや社内ネットワークのセキュリティ対策について注意喚起をする、なんてことないポスター。し......
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