東京に点在する、いくつものバー。
そこはお酒を楽しむ場にとどまらず、都会で目まぐるしい日々をすごす人々にとっての、止まり木のような場所だ。
静かなバー。賑やかなバー。大規模なバーに、隠れ家のようなバー。
どんなバーにも共通しているのは、そこには人々のドラマがあるということ。
カクテルの数ほどある喜怒哀楽のドラマを、グラスに満たしてお届けします──。
▶前回:国立大卒の22歳女。メガバンクに入社早々、打ちのめされたコト
Vol.2 <ミクソロジーカクテル> 小野田翔平(25)の場合
5月の夜風が、ほろ酔いの頬を優しく撫でる。
― なんだか、思いがけず良い夜になったな…。
行きつけにしている三軒茶屋のバーから、太子堂の自宅マンションまで徒歩10分。
翔平は鼻歌交じりで夜道を歩きながら、つい先ほどバーで出会った女の子・早紀子との会話を思い返していた......
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この記事へのコメント
和歌山にもファミレスの類いは多くあると思うから、ラ・ボエムとかそんな感じのお店だったのかな? でも18-19歳ならちょうど良さそうなのに。はっさくをダサいと思うのもおかしいし。でもコンプレックスの象徴とも言えるミクソロジーカクテルと瑠美もおかげで前向きになれてなんだか微笑ましかった♡ 次は瑠美だけど、早紀子&翔平の今後も是非読みたい。
どんな?と思って検索しちゃった。