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  • 港区2大新名所・虎ノ門と麻布台。2つの”ヒルズ”で過ごす、最高の休日デートプランとは

    「麻布台ヒルズ」と「虎ノ門ヒルズ」、それぞれが異なる世界観をもつ2つの施設を両方過ごせば楽しさ倍増!

    ということで、ここではとある男女が1泊2日で両施設を堪能し尽くすデートストーリーをお届けする。

    この物語の設定


    ・男:38歳・ITベンチャー役員
    東京出身、港区在住。会社は六本木一丁目にあるが、テレワークが8割。「楽しいこと」至上主義で、平日夜も週末もアクティブに行動。感度は高い。

    ・女:33歳・外資系金融勤務
    幼少期を海外で過ごした帰国子女。会社は虎ノ門にあり、ランチも会食も周辺の店が多い。ワイン好きで、酒豪な一面も。朝活は週3回のピラティス。

    新たな街を見下ろす、最新ラグジュアリーホテルへいざ


    今年の彼女の誕生日は、ここにできたら。「ジャヌ東京」の開業を知った時点で、うっすらとそんな願望を描いていた。

    これまでも記念日にバリや京都、東京のアマンに泊まったことがあったし、お互いの会社がこの近くで、「麻布台ヒルズ」がデートで話題に上ったことも何度となくある。だから、完璧ともいえるタイミングで予約が取れたのはラッキーだった。

    待ち合わせは土曜日の16時。ふたりとも通り過ぎることはあったが、ちゃんと足を踏み入れたのは初めて。「ビルでかっ」と言えば、「花、すごくない?」と彼女が笑う。

    賑わう中央広場を抜け、少し戸惑いながら、ホテルへ向かう。「ジャヌ東京」は外から中の様子がわからず、それがまた好奇心をくすぐるのだろう。

    “この向こうはなんだ?”とばかりに、行き交う人々の視線が扉へと降り注ぐ。そんな視線を背中に感じながら、いざ中へ。外界とは一線を画す、静の空間。

    足を踏み入れた瞬間、その世界観に圧倒されたのか、彼女の腕に少し力が入った。努めて平静を装う自分も、いつになく浮き足立っている気がした。

    訪れた際、館内に入れるのは予約者のみだった。だからこんなに静かなのかと気づいた。レセプション階へと上がり、チェックイン。宿泊したのは11階のプレミアルームだ。

    ヨーロッパのクラシックな雰囲気に、日本の左官壁がなじんでいる。華美でなく、洗練。ミニマルで、上質な空間は、これまでの“アマン”に通じるものがある。

    ミニバーからシャンパンを取り出し、乾杯。プライベートバルコニーに出て、アンバーな東京の景色を見る。さっきまでの喧騒が嘘のように静かで、互いの吐息が聞こえてくるようだ。

    「あれが、元麻布ヒルズだね」と言えば、彼女が「住んでみたい」と笑う。ベッドに寝転び、ディナーまでしばしの休息。

    「ちょっと歩いてみない?」という彼女の提案に乗って、部屋を出る準備をする。ふと気づく。勝手知った港区だけど、知らない場所という、不思議な感覚。まるで海外に来たようなワクワクを感じた。

    個室だから“ふたり占め”が叶う新たなタワービューの名所が誕生

    ディナーの予約を入れたのは、「麻布台ヒルズ」のメインタワー、森JPタワーにある『Hills House Dining 33』。

    フランス料理界の巨匠、あの三國清三氏がプロデュースするグランビストロだ。

    その名が示すとおり、店は33階にあり、33歳になる彼女の誕生日を祝うのに、これ以上ないシチュエーション。当然、個室を予約した。

    「麻布台ヒルズ」から東京タワーまでの距離は驚くほど近い。

    大きく取られた窓枠いっぱいに広がるタワービューに、「手を伸ばせば届きそう!」とはしゃぐ彼女。そんな姿がまたいとおしい。

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