2024.03.23
東京では高級店に行きつけていても、横浜に来たら“野毛”で深く濃い夜を過ごすのもアリなのでは?
野毛歴15年のライター坂井&東カレイチの酒好き嵩倉が、大人の好奇心をそそる個性豊かな酒場をアテンド!
飲み屋・バー・スナックと、ディープな店がそろい踏み!
1.野毛に来たらまずはここ!昭和のお酒「ホッピー」を会得する
『ホッピー仙人』
【ディープ度 ★★★★☆】
野毛のディープスポット「都橋商店街」にある、ホッピーの聖地へ参拝。
ホッピー専門バー『ホッピー仙人』は、3坪程の狭い店内で座れたらラッキー、立ち飲みは当たり前の満員電車状態。
“仙人”が作るホッピー・焼酎・ジョッキをよく冷やした3冷ホッピーが格別の旨さで、珍しい「樽生ホッピー」(700円)も味わえる。女性客にはハートのホッピーアート付き!
ジョッキが手元に届いたら全員で「乾パ~イ!」がお決まり。狭い店内で一体になって盛り上がる、これぞ野毛飲みの醍醐味!
ひときわポップな黄色い看板が目印!
■店舗概要
店名:ホッピー仙人
住所:横浜市中区宮川町1-1-214 都橋商店街 2F
TEL:045-242-1731
営業時間:19:00~22:00
定休日:日曜
席数:カウンター8席
※3/15頃まで臨時休業中
2.ハイボールとレコードだけ。激シブな大人たちに紛れたい
『papa john』
【ディープ度 ★★★★☆】
昭和55年に創業した野毛を代表する“ジャズと演歌”のバー。一見客は入りづらい老舗のオーラがムンムンだが、扉を開けると店主も客もフレンドリー。
ドリンクは角ハイオンリーのストイックさだが、歴史を感じる空間で飲むハイボールとジャズのレコード、愛嬌たっぷりの二代目店主・研一さんの軽快なトークが居心地良過ぎて、野毛飲みの〆に寄らずにはいられない。
粋な常連との会話に時間を忘れて、ふと気づけば終電前。最後は駅までダッシュ!がいつものオチなのでした……。
著名人たちの写真が、店の歴史を物語る
■店舗概要
店名:papa john
住所:横浜市中区野毛町1-49
TEL:045-242-9762
営業時間:19:00~25:00
定休日:火曜
席数:カウンター12席
3.川沿いの道端で、たこ焼きとナチュールという混沌さがエモい
『濱ゑ美寿』
【ディープ度 ★★★☆☆】
大岡川沿いに桜の木々が並び、風情ある空気を醸す日ノ出町。
そこでひっそりと一昨年オープンした『濱ゑ美寿(ハマエミス)』は、ディープ過ぎる立地で大阪出身の恵美さんが作るたこ焼きとナチュラルワインを味わえる店。
冬は寒いが、熱々のたこ焼きと恵美さん、優しいやへえさん夫婦の人間味溢れる関西弁トークに、いつしかぽかぽか。
たこ焼き(500円)や冬限定の肉吸い(500円)とナチュール(グラス 1,000円~)の意外な相性と、夜の縁日気分を楽しめるシュールさにハマってしまった!
卵たっぷりの風味豊かなたこ焼きが絶品!
■店舗概要
店名:濱ゑ美寿
住所:横浜市中区日ノ出町2-163-5
TEL:045-325-8841
営業時間:16:00~22:00
定休日:月曜、木曜
席数:基本スタンディング席のみ(屋外)
4.泣きながら人生相談する夜が、野毛ナイトの最終到達地
『スナック樽』
【ディープ度 ★★★★★】
『ホッピー仙人』のお隣にある『スナック樽』は、41年目を迎える都橋商店街屈指の古参スナック。
「いらっしゃ~い、外寒かったでしょ?」などと優しく出迎えてくれるママの笑顔に、毎度癒される。
ふと愚痴や悩みをこぼせば、酸いも甘いも経験してきた経験豊富なママが時に厳しく、時に優しく人生相談に乗ってくれる。
時間が止まったようなレトロな空間で、懐メロなんかを歌ったものなら一瞬で昭和にタイムスリップした気分。ママの機嫌がいい夜は、十八番の美空ひばりが聴けるかも!?
現役のピンク電話も!昭和遺産がそこかしこに
■店舗概要
店名:スナック樽
住所:横浜市中区宮川町1-1-213 都橋商店街 2F
TEL:非公開
営業時間:19:00~23:00
定休日:日曜、祝日
席数:カウンター8席
◆
【野毛の良店を探し続ける女子ふたりが掲げる、野毛飲み三か条】
1. 入店は多くても3人まで
2. お邪魔しますの気持ちを忘れない
3. 店主や客との会話も楽しむ
ライター坂井と編集嵩倉がリサーチも兼ねて(?)3日3晩、夜の野毛を徘徊し、辿り着いた三か条。これさえ守れば初心者でも怖くない!
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