INI・佐野雄大＆許 豊凡＆髙塚大夢が語る、「メンバー内で色気がすごいと感じる人」とは？

オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON 2』で選ばれたグローバルボーイズグループ・INI。

2021年11月のデビュー以来、破竹の勢いで躍進。先日、初の単独ドーム公演を行い、その歌とダンスでファンたちを魅了した。

デビュー3年目の2024年、11人のメンバーはさらに一体感を増し、進化していく。

艶やかな装いに身を包んだ、佐野雄大さん、許 豊凡さん、髙塚大夢さんの3人に、グループの強い絆を築く秘訣を聞いた。

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3年目だからこそ芽生えた、INIの強い結びつきと高めあう関係性。

インタビュー冒頭、前回のINI3人のページを彼らに見せると、「お～！」という歓声とともに満面の笑みが漏れた。まるで推しを見る眼差しだ。


髙塚：大人っぽくて格好いいですね！

東カレ：この日は色っぽい雰囲気で撮影したのですが、最近メンバー内で色気がすごいと感じる人はいますか？

佐野：やっぱり（尾崎）匠海。最近のパフォーマンスの表情管理も含めて、内側から出るSEXYさを感じます。

許（シュウ）：確かに。前よりも逞しい体型になって格好よさが増した。

佐野：匠海はいま24歳なんですけど、すべてが24歳にマッチしています。子どもでもないし大人過ぎるわけでもない。匠海、ものすごくいい24歳になっているんです！

髙塚：言いたいこと分かる（笑）。

東カレ：今回の皆さんも同年代の23歳から25歳。最近大人になったと思うことや自己評価を教えてください。

髙塚：僕は童顔で華奢なこともあって年齢より若く見られがちなので、もう少し大人の魅力を身につけたいです。

許：前に（中国で）住んでいた都市に帰省した時、自分でちょっと贅沢なホテルを取って泊まったんですけど、学生時代はそこに泊まるなんて想像もできませんでした。

でも1年仕事を頑張ったから、自分へのご褒美として予約したんです。ひとりで朝食ビュッフェを食べている時、こんな優雅に過ごす歳になったんだと感じました。

佐野：僕も少しかしこまったお店を予約してメンバーと食事に行った時、同じように思いました。

僕はメンバーと行く時は誘われる方で自分がお店を探すことはあまりなくて、でも、少し前に僕が探して予約したすき焼きのお店に（池﨑）理人と（藤牧）京介を連れていったんですよ。

髙塚：あの「なかなか予約が取れない！」と言っていた時か。仕事終わりにクルマの中で電話していて、僕は予定があって行けなかったんですけど、予約の様子をずっと聞いていたんです。

佐野：そうそう。僕がすき焼きを食べたくなって、メンバーに「無性にすき焼き食べたくなったんだけど！」と冗談で言ったら本当に「行こう！」と言ってくれた時。

その場でお店を調べて3軒目で予約できて、そこのすき焼きが美味しかったです。廊下に川みたいのが流れていて、飛石を渡っていく風情ある雰囲気もよかったです。

東カレ：お酒も飲みますか？

許：正直、去年1年お酒を一滴も飲んでいないです。体質的に合わなくて。

髙塚：前にたじんくん（田島将吾）と豊凡と3人で貝の専門店に行った時、少しお酒を試してたよね？

許：ジャスミンティーは大好きでよく飲みます。たまにノンアルのカクテルも。

東カレ：おふたりはどうですか？

佐野：僕はハイボールやビール、チャミスルが好きです。ワインや日本酒は飲めなくて。

髙塚：僕はビールが一番好きです。ハイボールだけ飲めなくて、それ以外は日本酒もワインも含めいろんなお酒が好きです。基本的には酔わないです。

どんな話も彼らの表情や声が和やかで、取材側、つまりは会った人がファンになる要素に溢れている。

例えば撮影場所のホテルの魅力を尋ねた数分後、豊凡さんがとことこ近づき、「すみません、ホテルについて気づいたことが」と追加コメントを伝えに来たりも。

そんな空気感のほのぼのした3人を見ると、気迫に満ちたパフォーマンスとのギャップに沼落ちするファンが多いのも納得だ。私生活の話をもう少しご覧あれ。


東カレ：INIで料理が上手な人は？

髙塚：それも豊凡ですよ。

許：よく作ります。肉の炒めものや麻婆豆腐など中国の料理もあれば、ガパオなどのタイ料理、韓国料理、スパイスを多く入れたカレーも好きで作ります。

ハヤシライスを作って（田島）将吾が食べにきたことも。逆に（髙塚）大夢が家でハヤシライスを作って僕と将吾を呼んでくれたこともあります。

髙塚：あったね。美味しいと言ってくれて嬉しかった。後藤威尊も料理上手ですよ。一緒にスーパーに行くと、威尊がずっとチラシを見て「今日はお肉が安いから」と買いものするやりくり上手（笑）。

威尊が作る胡椒が入った卵焼きは高級料理店で食べるような手の込んだ味がします。

東カレ：佐野さんは料理しますか？

佐野：僕はいっさい作りません（笑）。

「メンバーの輝いている姿を傍から見て、誇らしくなりました」

INIの活動としては、昨年11月から全国7都市を周るツアーを開催。2月24、25日には初の単独ドーム公演となる「京セラドーム大阪」でのライブも。

ドーム達成の裏には彼らの家族の支えもあり、これまでのライブでの応援も心強かったはずだ。


髙塚：うちの親は特に追っかけたいみたいで、実家は東京なんですけど去年のツアーは全都市来てくれました。母はちょっと辛口で、「今日は声出ましたか？」と言ってきたりします（笑）。

佐野：それ、隣で聞いていた（笑）。

髙塚：元々音楽が好きな家庭で、母親はオーケストラをやっていたし姉も少し歌をやっていたので厳しいんです。

東カレ：豊凡さんのご家族も中国からライブを観に来たそうですね。

許：はい、昨年11月の横浜公演で初めて来て、すごく喜んでいました。1年目のツアーにどうしても来られなくて、2年目でやっとメンバーに挨拶できて一緒に写真も撮りました。

髙塚：僕たちも挨拶できて嬉しかったです。僕らは公演終わったあとは家族ぐるみで、「今度うちにも遊び来てね」と話している感じなので。

東カレ：みなさん、仕事で親孝行をされていて、自立した大人ですね。

佐野：いろいろ表に見える仕事をしているから、離れて暮らす親も僕の顔を見る機会が多くて、あまり寂しい気持ちにならずに生活できているのかなと思ったりします。いつか逆の立場になった時、自分の子供がそうだったら安心するし嬉しい気持ちになるはずなので。

久しぶりに会っても、「久しぶりな感じがしないね」と言ってくれて、その言葉がとても嬉しいです。

東カレ：ライブも来てくれましたか？

佐野：はい、父も母も。

東カレ：どういう感想でしたか？

佐野：最初の頃は顔が緊張しているように見えたみたいだけど、いまは「本当に楽しくやっているのがどんどん伝わってくるようになって、その顔を見られるのが嬉しい」と言われます。


ライブを心から楽しむアーティストだと、家族が保証する。そこで、最近のライブでの高揚の瞬間を聞いた。


髙塚：ついこの間、所属事務所の全アーティスト合同ライブ（LAPOSTA 2024）があったんです。

その時に他のグループとINIが混ざって数組のユニットを見せるステージがあって、みんなの輝いている姿を傍から見て、誇らしくなりました。

「うちの雄大かっこいいやろ！」みたいな気持ちをそれぞれのユニットで感じました。

佐野：分かるわ～！この人たちと同じチームなんかって嬉しくなった。メンバーの別のステージを見る機会ってあまりないからいろんな感情が湧いた。

「みんなで一緒に限界突破したライブが本当に楽しかったです」

東カレ：そういう思いのあとのパフォーマンスは一体感が増すのでは？

許：その合同ライブでセトリ的にINIが後半盛り上がるところを飾ることになって、その分、何曲も連続でやる必要があって体力的に自分たちのライブより大変な部分がありました。

でも、みんなで一緒に限界突破して、後半につれどんどん気持ちが上がりました。

佐野：分かる！分かる！

許：ランナーズハイじゃないですけど、一回も休まずに駆け抜けたのが、忘れられない楽しさになりました。

「INIは常にベストを更新したいと全員が思っているグループ」

ライブを重ねるごとに、一層パワフルに、クオリティを高めていくINI。その裏には、MINI（ファンの呼称）には見せない汗かく時間があるはずだ。


髙塚：自分たちで言うのもなんですけど、みんな真面目で謙虚。誰も現状に満足していない11人です。

それは日々のレッスンや楽曲への向き合い方にも表れているはず。そういうパフォーマンスへのストイックさの積み重ねかなと客観的には思います。

自分たちとしては、成長したと言ってもらえても、もっと上を目指しているからこそ実感はあまりないんですが。

佐野：いまも天狗になっている人がひとりもいないですし、今後も「すごいだろ」みたいな人がひとりも出ないと感じています。

全員が、どこまでいったとしても、もっともっとベストを更新したいと思い続けるハングリー精神があるグループ。ずっとお互いを鼓舞し合っています。

東カレ：メンバー内でアドバイスし合うことも多いですか？

佐野：かなり多いです。それぞれ褒め合うこともよくあります。

東カレ：例えば髙塚さんのすごさは？

佐野：ダンスのディテールの美しさに磨きがかかっています。

僕らはダンスの先生に細かな点を指摘してもらうんですけど、大夢は最近何も言われない。動画で見返しても難しいところも突き詰めているのをすごく感じます。なんか……悔しいです！

あと大夢の声はパキっと通るから、ライブでサビ前に突き抜けてくれると最高なんですよ。士気を上げるアレンジをしてくれるんです。これ、MINIのみんなも共感してくれると思うんですけど。

許：僕は最近、大夢の腹筋が鍛えられているのが見ていて嬉しい。

髙塚：それ内緒だよ。

許：あと大夢は韓国語の勉強への意欲が強いメンバー。僕らは韓国に行く機会が多いし、外を見ているなと。

東カレ：豊凡さんについては？

佐野：上半身の使い方が本当に上手で、カメラに抜かれた時にとても綺麗です。初期からそういう感じはあったんですけど、最近特に感じます。

髙塚：確かにそれはピカイチです。

東カレ：佐野さんについては？

許：僕が言うのもあれですけど、体の使い方が前よりもっと格好いい。

髙塚：雄大はノリにのった時の声の出が本当に綺麗で聞いていて心地いい。

許：声質がよすぎるからね。

髙塚：いつも『FANFARE』の雄大パートは「行け雄大！」と思ってます。

佐野：最後の方の「聞こえるな～ら」というパートが高くて山場なんです。

その日の僕の調子を顕著に表していて、完璧に出た時はパフォーマンス中でも（松田）迅とかが親指を立ててくれたり、みんな必死でやっている中でもちゃんと聞いてくれています。

髙塚：決まると全体が爆上がりです。


メンバーの話をする時、一層和やかな表情になる彼ら。

そして、「MINIのみんなからたくさんの愛も受け取っていて、その気持ちに応えるためにも結果を出したい」と髙塚さんが話す時の3人は一層真摯な表情だった。

ファンも含む仲間を想い合う感受性豊かなグループだから、INIの進化はやまない。

【東カレの過去記事】この3人から、「3名インタビュー」は始まった！

2号前では池﨑理人さんがソロで出演。

▶池﨑さんのインタビュー記事はこちら：「みんなには見透かされているんです」INI・池﨑理人にとって、メンバーの存在とは？

前号では（右から）尾崎匠海さん、西 洸人さん、後藤威尊さんが登場して、艶やかなグラビアが反響を呼んだ。

インタビューでは、好きなお酒や理想のデート、INIのこれからについて語ってくれた。

▶3人のインタビュー記事はこちら：INI・尾崎匠海＆西 洸人＆後藤威尊が語る、理想のデートとドーム公演への想いとは？

■プロフィール
INI　2021年11月3日にデビュー。昨年全国7ヶ所を回った2度目のアリーナツアーの追加公演として、今年2月24～25日に「京セラドーム大阪」にてライブを実施。2ND ALBUMとなる『MATCH UP』は、現在好評発売中。今回登場した髙塚大夢は東京都出身の24歳、許 豊凡（シュウ フェンファン）は中国出身の25歳、佐野雄大は大阪府出身の23歳。

■衣装
【1枚目】
［佐野さん］ジャケット 148,500円、パンツ 82,500円〈ともにエンポリオ アルマーニ／ジョルジオ アルマーニ ジャパン TEL：03-6274-7070〉、その他スタイリスト私物
［許さん］ジャケット 173,800円、シャツ 168,300円、パンツ 89,100円〈すべてエンポリオ アルマーニ／ジョルジオ アルマーニ ジャパン〉、その他スタイリスト私物
［髙塚さん］パンツ 59,400円〈エンポリオ アルマーニ／ジョルジオ アルマーニ ジャパン〉、その他スタイリスト私物
【許さんソロカット】
ジャケット 104,500円、シャツ 35,200円、ブーツ 71,500円〈すべてガラアーベント／3RD[i]VISION PR〉、レザーパンツ 88,000円〈エー レザー／エー ブティック TEL：070-3223-7530〉、リング（左手）55,000円、イヤーカフ 16,500円、ネックレス 58,300円〈すべてラムダ／サザビーリーグエーアンドエスカンパニー〉
【髙塚さんソロカット】
ジャケット 72,600円、ニットベスト 22,000円、シャツ 24,200円、パンツ 33,000円、ブーツ 72,600円〈すべてラッド ミュージシャン／ラッド ミュージシャン 新宿 TEL：03-6457-7957〉、リング 30,800円、ブレスレット 52,800円、ネックレス 36,300円〈すべてラムダ／サザビーリーグエーアンドエスカンパニー〉
【佐野さんソロカット】
ジャケット 82,500円、シャツ 38,500円、パンツ 46,200円、シューズ 71,500円〈すべてガラアーベント／3RD[i]VISION PR TEL：03-6427-9087〉、リング（右手）49,500円（カスタマイズ価格）、リング（左手）24,200円、ブレスレット 59,400円、ネックレス 99,000円〈すべてラムダ／サザビーリーグエーアンドエスカンパニー TEL：0800-500-5000〉


▶このほか：「僕は本当に天才じゃなくて…」岡本信彦が、声優を志す人々へ伝えたいこととは

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東京カレンダー最新号では、佐野雄大さん、許 豊凡さん、髙塚大夢さんのインタビュー全文をお読みいただけます。
東カレに語ってくれた、INIのグルメ王が最近行った“美味しかったお店”とは？

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