おまかせ3万円を超える鮨も珍しくないいま、“銀座で鮨”と聞いたら身構える大人も多いはず。
その概念を打ち破る注目の新星が、東銀座に昨春誕生した『鮨 いつつ』。
コースは破格の1万1,000円。欲張りな大人を満たすおまかせで、気軽に鮨デートを楽しんで!
高騰の一途をたどる鮨シーンに、一石を投じる注目株
上品な格子状の外壁が目を引く店構えを見たら、高級鮨と思うだろう。
ハイクオリティなタネと驚きの価格設定が、多彩なシーンに寄り添う
中に入れば白木のカウンターと網代天井が美しく、なのにコース1万1,000円と聞いたら驚いてしまう。
それも、つまみと鮨が約25品も供される大盤振る舞いだ。
ハモの天ぷらに白子ポン酢、ズワイガニの茶碗蒸しなど、つまみから贅沢な食材が並び、早くも日本酒を美味しくする。
12席のカウンターに職人がふたり立つ活気と、他客の会話の程良い賑やかさが合わさり、おのずと会話も弾む。
握りは「3貫握ったら酢飯を変え、酢飯の温度に合わせタネを変えます」と総料理長の星原 嵩さん。
イカなどは温度が下がった時に、中トロやのどぐろは温かみをもたせたまま、タネと酢飯の一体感を大切に口どけの良い握りを振る舞う。
コシヒカリの旨みが際立つ塩釜産「中トロ」。
長崎産「のどぐろの炙り」。日によってクロムツや金目鯛に。
口内でほろりと崩れる長崎・対馬産「穴子」。
柔らかくジューシーに仕上げた佐賀産「小肌」。
3日に分けて酢を入れ、酸味をもたせつつも身が固くならないように配慮する。
切り込みによる小気味良い食感が特徴の岩手産「ホタテ」。
「干瓢巻き」はホッとする味わい。
脂のりがいい鹿児島産「真鯛」。
咀嚼した時に一体感が出るよう、まぐろ以外の素材を細かく切った「とろたく」。
車海老やいくらも登場し、魚介のバリエーションは高級店にも遜色なし。
「いくらの小丼」。
北海道産いくらの味が分かりやすいように、薄味でまろやかに仕上げた。
日本酒&ワインを3,500円〜ペアリング!
他ジャンルの飲食店も運営する親会社が仕入れを一括で行うから叶うことで、無理なく通えるのもメリット。
肩肘張らない夜に覚えておきたい一軒だ。
【店主に聞いた“銀座で勝負した理由”】
「銀座はハードルが高いお店も多いですが、鮨の聖地で幅広い層のお客さまに楽しんでほしかった。カウンター鮨デビューのきっかけとしても選んでほしいです」
■店舗概要
店名:鮨 いつつ
住所:中央区銀座3-12-8 伏谷ビル 1F
TEL:03-6264-3884
営業時間:【火~金】[一部]18:00~
[二部]20:30~
【土・日・祝】[一部]17:30~
[二部]20:00~
定休日:月曜
席数:カウンター12席
1月19日(金)発売の「銀座な日、行くべき店。」を読みたい方はこちらから!
『東京カレンダー』2024年3月号は「銀座」を特集!大人なら誰にでもある大切な人を笑顔にしたい “銀座な日”に行くべき店をあますとこなく紹介。
ぜひ思い出に残るディナーを過ごしてほしい。
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