ホテル好き必見の2023年最新事情!東京で注目のニューフェイスとは?

中野:2023年開業のホテルって完全に未知のものを見せてくれるところが多くて、「TRUNK(HOTEL) YOYOGI PARK」の、あの代々木公園ビューも、よくこの立地に気づいて実現したな、と。

9月の開業後、満室続きの「TRUNK(HOTEL) YOYOGI PARK」。宿泊は24年に期待


大石:あそこまで樹齢の長い木々が目の前に茂るインフィニティプールって唯一無二だし、森抜けに高層ビルが見えるコントラストも面白い。プールが6階という絶妙の高さだから成せる絶景です。

中野:その景色に合わせるように客室もナチュラルな素材感で、1日泊まるだけでも、すっかり癒されそう。

大石:立地でいうと渋谷の旧ドン・キホーテ跡地の「ホテルインディゴ東京渋谷」や歌舞伎町の映画館やボウリング場跡地の「HOTEL GROOVE SHINJUKU」と「BELLUSTAR TOKYO」は、字面だけでワクワクします。

もしも自分が旅行者だったら、あのカオスだけどお洒落な空気感の東京を楽しんでみたいかも。

「ホテルインディゴ東京渋谷」は8月に開業。大規模複合施設の上層階に位置する


中野:歌舞伎町の2軒は、都市開発している企業が造ったホテルで、立地が流石にインパクト大とも感じました。

大石:確かに。あと2023年の取材は本当にインバウンドに混じりながらでしたね。その分料金が上がるのは致し方なし。

中野:自粛中に幻のような特価を体験したけど、宿泊のハードルが上がった(涙)。

5月開業、「BELLUSTAR TOKYO」のモダンフレンチ『Restaurant Bellustar』。天井には植物など繊細なモチーフの球体アートが


大石:海外の富裕層やメディアが戻ってきたのも、2023年初めて開催された「世界のベストホテル50」で「アマン東京」が世界5位、「星のや東京」が世界39位に選ばれた要因ですよね。

宿泊体験が投票の前提となるアワード。ブランド力で上から選ぶか、日本らしさを期待して高級旅館にするか、そういう選択の理由がありそうですから。

中野:世界5位は快挙だし、「星のや東京」はいまニーズが大復活してますね。

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