「キャディさんへの心遣いがスマートな人は好感度大!」
では、単刀直入に聞こう。これまでに出会った、印象深いマナー紳士とは?
「スタート前に、キャディさんにポチ袋に入れたお心づけをさっと手渡すのはスマートだな、と思いますね。
同伴者全員が気持ち良くラウンドできるように、という心遣いですから。それを朝一番でできるというのは、素敵ですよね。
そして、“キャディさん”ではなく、ネームプレートで名前を確認して、“〇〇さん”とお名前で呼ぶ。それが自然と身についている方は、女性からだけでなく、誰からもモテる人だと思います。
ちなみに私調べですが、そういう方たちはスポーツカーに乗っていないという印象がありますね。レンジローバー、ボルボのXC90、アルファードも多い。
誰かを乗せていくことを想定して、最初からキャディバッグが横に3〜4本、すっと載せられる車を選んでいるんじゃないでしょうか。
もしそうだとしたら、その時点でもう、“気遣い”がなされていますよね」
では、ラウンド中の振る舞いについては、どうだろうか。
「ボールの横まで来てくださって、さっと距離計で残りのヤード数を計測して教えてくれたり、パターを持ってきてくれたり。あとは、カートの回し方が絶妙だったり。
本当にちょっとしたことの積み重ねなんですが、18ホールを回るうちに、その優しさってじわじわ効いてくるんです。ゴルフ経験を重ねた方でないと、なかなかできない部分もありますけど」
では、始めたばかりでまだ余裕がない場合は、どうするのが正解?
「一生懸命にプレーすることじゃないですかね。ミスショットが続いても腐らず、ポジティブに楽しもうとしている姿は見ていて気持ちがいいし、誰でも応援したくなりますよね。
たまにいるんです、私にオーバードライブされただけで、不機嫌になる人。“あぁ、小さいなぁ”って心の中で思いますけど、女性には負けたくない!という雰囲気がダダ漏れな方は割と多いと思います(苦笑)。
でもだからこそ、素直に認めて“すごいね”って褒めてくださる方は、“懐の大きい人だなぁ”と思ってしまいますね」
なるほど。先ほどの優ママの言葉どおり、ゴルフが人となりを丸裸にするのは、コミュニケーションが欠かせないスポーツでもあるからだろう。