◆これまでのあらすじ
外資系電機メーカー勤務の与田雅樹(28歳)は、彼女・芽依の趣味である「占い」に対し、「一時の運に左右されるべきではない」と意見を述べた。しかし翌日、偶然通りかかったマンションの前で、知らない男に手を振る芽依を目撃。自分の運の悪さを実感し…。
▶前回:「こんな時間に何してるの?」飲み会帰りの男が偶然見かけ驚愕した、彼女の“深夜の顔”
マイナスの奇跡【後編】
雅樹は車を走らせながら、昨日の芽依との電話を振り返る。
― 結局、言えなかったな…。
「芽依が手を振っていた、あの男は誰だ…?」という追及の言葉。
喉まで出かかっていたのに口に出さなかった理由は、ひとつ。真実を知るのが怖かったからだ。
芽依と交際し始めて、1年......
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この記事へのコメント
まぁ一瞬そうかな? いやそんなしょうもない設定はさすがにしないだろうと思ったのに。