
「今年パリで挙式をして…」美人花嫁の“1番美しい日”を作り上げたウエディングアイテム3選
名品には数々の効力がある。
身に着けることで日々のモチベーションアップにつながったり、自分に自信をくれたり――。
まさに、大人たちのお守り的存在だ。
本連載では人々から愛され、流行に左右されることない一生モノの“ファッション名品”にフォーカス。
今回登場するのは、経営者の荒木茉衣さん。彼女が紹介してくれるアイテムとは?
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1988年生まれ、長崎県出身の34歳。美容業界で15年以上広報やマーケティング業務を務め、昨年独立。事業の1つとしてジュエリーブランド「Juste ça(ジュスト サ)」をオープン。
よく行くエリアは恵比寿。趣味は旅行で、最近行った国はクロアチアとモロッコ。
美人花嫁が身に着ける、ここぞという時のアイテムとは?
実は荒木さん、今年7月にパリで結婚式を挙げたばかり。そんな彼女には、結婚にまつわるアイテムを紹介してもらおう。
まず1つ目は、オーダーメイドの結婚指輪だ。
世界でひとつだけのオリジナルの結婚指輪
購入した場所は、荒木さんの地元・長崎にある宝飾店だ。
「祖父の代から約70年続いていて、今は叔母が経営しているお店です。私の両親もここでオーダーメイドの指輪を作って身に着けていたので、小さい頃から将来自分もこのお店で購入したいと思っていました」
型からすべてオーダーメイドしたという。では、どんなこだわりがあるのだろうか?
「まず、全面にダイヤモンドをあしらいましたが、その分日常使いしやすいシンプルなデザインを意識。あとは将来的に指のサイズが変わっても使えるように、リサイズしやすい工夫も施しています」
手元に残る形だけではなく、その制作過程をも思い出として残せるのがオーダーメイドの魅力のひとつ。もちろん彼女もそんな工程に魅了された1人だ。
「今回、結婚指輪を一から作ってみてとてもワクワクしました。自分の希望やアイデアを詰め込んで、世界でひとつしかないジュエリーを作ることがこんなに楽しいなんて!と、自分でも驚いています。この経験をしたことで、またそのうちオーダーメイドでジュエリーを作りたいという新しい夢ができました」
大切な宝物として、月1回の夫とのデートでは必ず着用している。
韓国で買い付けしたウエディングドレス
2つ目に紹介するのが、記事冒頭で結婚指輪と一緒に身に着けているウエディングドレス。これまで韓国に10回以上旅行したことのある荒木さんが、現地で自ら買い付けした一着だ。
なんと通訳不在の中で、複数のブランドを訪問したという。その思い切った行動力には感服である。
「昔から韓国のウエディングの世界観がとても好きだったので、自分の結婚式でも、韓国デザインを取り入れようと思っていました。
実際に見てみると素敵なデザインが多く悩みましたが、自分の年齢や、挙式の式場とのバランスも考えて、Nicole Sposaというブランドのソフトマーメイド型のデザインを選択。派手すぎないけれどビジューがきらびやかな唯一無二のデザインが気に入っています」
昨年立ち上げた自身のブランドのピアス
そして最後に紹介するのが、結婚式で身に着けたピアス。こちらは今年5月に荒木さんが友人と立ち上げたジュエリーブランド「Juste ça(ジュスト サ)」のもの。
旅行好きが高じた荒木さんが、世界各国からセレクトしたジュエリーを販売している。
「宝飾店を経営する祖父の影響を受けて、だんだんと私もブランド作りに携わりたいという思いが膨らんでいき…、今年ついに、友人と共同でブランドを作ってしまいました」
“一風変わったディテールやユニークなアクセントがあるけれど手に入りやすい価格帯”を意識しながら、ジュエリーの買い付けをしているという。
荒木さんが今回セレクトしたピアスは、顔周りを華やかに演出する大ぶりのデザインが特徴的。ブライダル以外にも、日常使いできるデザインだ。
「思い入れある結婚指輪やウエディングドレスとともに、パリで行った結婚式で着用できて誇らしかったです」とほほ笑む。
◆
荒木さんにとってこれらのアイテムは「今までの自分の人生の中で“1番美しい日”を完成させてくれた存在」だという。
結婚式という大舞台で、自らがセレクトしたお気に入りのアイテムに身を包む花嫁は美しい。
結婚、起業…と、人生を着実にステップアップさせている彼女の手元には、世界でひとつだけの結婚指輪がキラキラと輝いていた。
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※写真はすべて本人提供