2023.11.02
「…というわけで、恋愛でも仕事でも、何にも持ってない自分がとことん嫌になって…。
瞬にはね、結構尽くしてたんだよ。どんなに疲れてても料理や洗い物は瞬にはさせなかったし…。それなのに私とは結婚してくれなくて…」
ひとしきり涙を流し終わったあと、いい年をして人前で泣いてしまった恥ずかしさをごまかすために、優希は照れ笑いを浮かべた。
「紗奈はすごいね、輝いてる。まさかWebデザイナーの才能があるなんて知らなかったよ。私も紗奈みたいに、何か才能があればよかったのになぁ…。
なんてね。人の結婚も祝えないようなダメ女が、何言ってるんだって感じだよね」
「まあ仕方ないよ。元気出して」とでも言って笑い飛ばしてもらえれば、それでいい。
そう思っての発言だったが、紗奈の口から出てきたのは思いもよらない言葉だった。
「本気で言ってるの?優希は何も持ってないなんて、そんなこと絶対にない!
そもそもそうやって、人の幸せを喜べないって悩んでること自体、優希が誰よりも優しいって証拠じゃない」
「紗奈…」
紗奈の優しくも熱い言葉に、思わず胸が詰まる。そんな優希に、紗奈は言葉を続けた。
「思うんだけど…優希は、今の環境で自分の力を発揮しきれてないだけなんじゃない?」
「私の、力?」
聞くと紗奈は、Webデザイナーとして転職をして初めて、新しい自分の魅力を発見できたのだという。
自分に自信が持てるようになったことで、マンネリが続いていた彼氏とも再燃し、仕事も恋愛もいっそう楽しめるようになった、という紗奈の話を聞いて、優希はため息をつく。
「そうなんだ。私も紗奈みたいに変わりたいけど、Webデザイナーかぁ…。
私、Webの知識なんて何も持ってないし。スクールに行くお金も時間もないしなぁ。きっと、50~60万はかかるもんね」
しかし、諦めモードの優希に向かい、紗奈は待ってましたとばかりに言うのだった。
「ねえ優希。そんなにお金をかけずに、4ヶ月後には新しい自分に生まれ変われるスクールがある…って言ったら、信じる?」
「お金をかけずに短期間でって、そんなうまい話、あるわけないじゃない」
いくら自分を励ますためだとしても、誇張はしてほしくない。
そう思って優希は言い返したが、紗奈は「実際にそうだった」と笑顔を見せる。
紗奈によれば、CodeCampの『Webデザイナー転職コース』なら、現役のWebデザイナー陣がサポートしてくれるため、未経験からでもWebデザイナーを目指すことができる。
そのうえ、経産省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」に認定されているため、4ヶ月の学習修了で50%、コース修了後、転職し1年間継続的に転職先に就業していることを確認できた場合に20%の受講料が補助金で戻ってくるのだそうだ。
「申し込み前に無料カウンセリングもあるから、どんな働き方ができるかとかイメージできるよ。とりあえずカウンセリングを受けてみたら?」
― 本当に、何もない私でも、紗奈みたいに変われるの…?
真っ暗闇だった優希の心に、久しぶりに、一筋の光が差し込む。
「サポートが手厚いうえに、最大70%のキャッシュバックがあるなら、確かに今の私でもチャレンジできるかも…。
私、今の自分を変えたい。環境を変えて、新しい自分に生まれ変わりたい…!」
◆
紗奈に背中を押され『CodeCamp』に問い合わせをしてからというもの、優希の人生はジェットコースターのようなスピードで動き出した。
自分のセンスを生かしてみたい。
自由な時間を大切にしたい。
ライフステージに変化が起きても、対応できるスキルが欲しい…。
無料カウンセリングでありのままの思いを相談した優希は、初めて自分の理想の働き方をイメージすることができたのだ。
初めは、新婚の瞬たちと一緒の職場から逃げ出したい、というマイナスの感情がきっかけだったけれど、今では本当にWebデザイナーの自由な働き方にあこがれて勉強に集中している。
カウンセリング後に満を持して入会したCodeCampの『Webデザイナー転職コース』での勉強は、決して簡単ではない。
でも、わからないことがあっても現役のWebデザイナーにすぐ質問ができるので、スピード感を持って成長できている実感があった。
不思議なもので、こうして新しいことにチャレンジしていると、周りのことは次第に気にならなくなってくる。
毎日職場で目にする瞬と由梨の姿も、刺激に満ちた毎日を送る今の優希にとっては、いつの間にかほんの些細な事柄に過ぎなくなっているのだった。
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