超訳YouTube~大人の教養講座~ Vol.2

永遠のテーマ「賃貸 VS 持ち家」の議論に隠されたカラクリとは?なぜ、結論がでないのか

「大人の学び」に興味はあるけど、効率的に学びたい。

そんな忙しい読者に向けて、東カレWEB編集部が、教養系のYouTube動画をテキストで解説。

知識を集めて、自分の引き出しにストックすると見える景色が変わってくる。隙間時間に、サクサク効率的に学習しよう!

▶前回:ちょっと待った!家が欲しいと思ったら、物件を見に行く前に絶対にやるべきこと7選!


宅地建物取引士の資格を持ち、「住宅購入エージェント」としてYouTubeで発信している水智氏の動画を紹介する。

水智 崚(みずち りょう)

不動産業界が大嫌いな住宅購入エージェント
「後悔しない住宅購入」の方法を追求&発信

SNS
YouTube:Tokyo Residential Academy
Instagram:@tra_miz
Twitter:@tra_miz


永遠のテーマ「賃貸 VS 持ち家」を考えるときのポイント【前編】


「賃貸と持ち家どちらが良いのか」というテーマについては、至る所で議論されているが、実際に家を購入しようと迷っている人には、役に立たないものが多い。

なぜなら、不動産市場は都会と地方、都会のなかでも大阪と東京で環境や交通事情、住まいに対するマインドも異なるのに、日本全体をひとくくりにして論じている場合が多いからだ。

不動産の記事を読む場合などは、どのエリアを前提としているのか見極めることが重要だ

また、多くの場合、期間35年程度で区切って論じていることも、役に立たない原因の1つだ。

35年で区切ることが多いのは、住宅ローンの最長借入期間だから。

例えば、30歳で住宅ローンを借りたら、ローンの完済は65歳。住宅ローンを返し終わったら、その後居住費がかからないわけではない。厚生労働省が2022年に発表した、現在の日本人の平均寿命は、男性81.47歳・女性87.57歳(2021年分)。

生涯を通した比較をしないと、賃貸か持ち家が良いのか本当のところはわからない。

これから2回にわたっての連載で述べることを理解すれば、賃貸か持ち家か、自分にとってより良い選択ができるはすだ。

とりあえず家を購入して資産にならず、大きな負債を抱えたり、なんとなく怖いから家を買わないまま過ごし、10年で1,000万以上の居住費の差がうまれたり、ということもなくなるだろう。


賃貸住まいを続けた方が良い人


結論から言うと、東京に住むことを想定し、持ち家ではなく賃貸に住む方が良いと言える可能性が高い人というのは、以下の3つに当てはまる人だ。

・「単身者」かつ「家賃補助が充実している会社に勤めている人」

これは、双方の条件を満たしていることがポイント。単身でも家賃補助のない人、家賃補助があっても家族持ちの人には、これは当てはまらない(詳細は、後編で述べる)。

・収入が著しく不安定な人

現在月収が100万円あったとしても翌年は10万円以下になってしまうくらい収入が不安定な人は、その時の収入に応じて身軽に引っ越せる賃貸の方が向いている。

そもそも収入が不安定な人は、住宅ローンを組みづらいという現実がある。

・どちらが得とか気にするほどもない富裕層の人

超富裕層の人で賃貸か購入どちらが良いなんて気にしないようなレベルの人であれば、超高級賃貸マンションに住んで、ホテルのようなサービスを受けて、その時の仕事の拠点や気分でどんどん住み替えれば良い。

彼らは、賃貸の方が身軽かもしれない。

そのレベルの人は、持ち家を何軒も持っていながら、自分は賃貸に住んでいる可能性も高い。

しかも彼らが検討する物件は、何億という単位のレベルの物件であり、投資的な意味合いが強い。

自分の年収だったら、ということをしっかり考えることが必要だ。

逆に、上の3パターンに当てはまらない人は、実は家を買ったほうが多くのメリットが得られる可能性がある

それを知らずに賃貸住まいを続けている人が多いのが実情だ。東京に住みながら上の3つの条件に該当しない人は、正直“家を買わないのは、もったいない”といえる。

この理由について、説明する。

この記事へのコメント

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😨
コメント、ゼロか。
小説がどんどん減っているから、読者離れも加速してるんだなぁ。
2023/07/17 10:094

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