表紙カレンダー Vol.96

「役者の仕事が天職だとは思えない」女優・川口春奈がそれでも表現者であり続ける理由

30歳を前にして意識するのは、役の幅を広げる“カラダ作り”

【未公開カット!】真剣なまなざしでシェフの話に耳を傾ける川口さん


キャリアを積み重ねて30歳が目前に迫ってきた今、プロとして関心があるのは“カラダを作ること”らしい。

「年齢を重ねれば重ねるほど演じられる役の幅が広がると思うので期待しているのですが、実際に起用していただけるかどうかは自分次第。

表現力を鍛えるのはもちろん、常にフラットなメンタルで仕事に臨めるように体力をつけておかなきゃなって思っているんです。

ちょうど今年の3月に沖縄で10キロマラソンに挑戦したところなので、せっかくなら走ることを継続したいですね……」

語尾に弱気が感じられたので、すかさず突っ込むと、川口さんはバツが悪そうな顔をして言った。

「もともと体を動かすことが好きじゃないので、目標がないと怠けちゃうんです。

沖縄では前々から大会にエントリーしていたし、スタッフと一緒だったこともあって、走らなければという使命感に燃えていましたが、そういうものがなくなってしまうと、なかなかモチベーションが上がらなくて。

旅行のように自分を甘やかすことには、いつでも前向きなんですけどね(笑)」

そして話題は、今年に入ってまとまって取れた休みを利用して旅行したという、スペインのことに。

「サッカーの試合を観戦しました。

ごはんはどこで何を食べても外すことがないし、ショッピングも楽しくて。海外にいるとついテンションが上がっちゃってやりがちなのですが、普段ならあまり選ばないデザインの洋服を衝動買いしました。

話していたら、眩しいくらいの青空が恋しくなってきたなぁ」

マラソンについて語っていた時とは違って、まるで水を得た魚のように生き生きと話す川口さん。

その屈託のない表情を見ていたら、裏表のない、本当に素直な人なんだと改めて思わされた。

だからこそ、彼女に釘付けになる。そして、「また観たい」と思わされるのだ。


■プロフィール
川口春奈 1995年生まれ、長崎県出身。2007年にファッション誌『ニコラ』でモデルデビュー。2009年にドラマ『東京DOGS』で俳優業に進出し、近年は数々の話題作で確かな存在感を示している。自身初となったフォト&スタイルブック『IAMU HARUNA』(幻冬舎)も好評発売中。

■衣装
[川口さん]トップス 121,000円、スカート 148,500円〈ともにサカイ TEL:03-6418-5977〉、イヤカフ 20,000円〈トムウッド/トムウッド プロジェクト URL:www.tomwoodproject.com/ja/〉、バッグ 146,300円〈ピエールアルディ/ピエールアルディ東京 TEL:03-6712-6809〉
[男性]スーツ 179,300円〈ヴァルディターロ ペル シップス〉、ニット 33,000円〈ジョン スメドレー〉、シューズ 88,000円〈クロケット アンド ジョーンズ/すべてシップス 渋谷店 TEL:03-3496-0481〉、時計 624,800円〈ヴァシュロン コンスタンタン/江口時計店 TEL:0422-27-2900〉


▶このほか:「“男性と一緒に”という発想がない」田中みな実が目黒のレストランで語った覚悟



東京カレンダー最新号では、川口春奈さんのインタビュー全文をお読みいただけます。
東カレに語ってくれた、川口さんがYouTubeで“自分を発信する”理由とは?

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