
「“男性と一緒に”という発想がない」田中みな実が目黒のレストランで語った覚悟
「ひとりでも来やすそう。田中みな実らしくない発言ですか?(笑)」
「真っ先に思ったのは、ひとりでも来やすそうだなって。“男性と一緒に”という発想すら今の私にはないことに、自分で驚いています」
田中さんは『Mark's Tokyo』に足を踏み入れた時の率直な感想をそう言い表した。
その店は目黒のメインストリートから少し入った場所にあり、隠れ家的な雰囲気は大人のデートにもぴったりなのに。
3年前に本誌に登場した時の状況を思うと、意外な感じが深まる。あの頃の彼女はあざとさを武器にしつつ、“女に嫌われる女”の代表格としてバラエティー番組で引っ張りだこだった。
それが今はこんなことまで言うのだから、驚かされる。
「あざとい」という形容に飽きてきた。だから次のステージへ
「そのキャラクターは収束に向かっています。シフトチェンジというより、そもそも私がそう形容されることに飽きてきちゃったんです」
言葉どおり、田中みな実という人はすでに転身を図っていた。2020年8月に事務所を移籍し、女優業を本格化させたのである。
そのことについて彼女は次のように言った。
「バラエティーを“上がって”芝居の道に進んだと思われている節があるようですが、そうじゃないんです。器用に両立が出来なかった。
どちらか一方を手放さないと、どちらも半端になってしまうと気付かされて。俳優業に正面から向き合おうと腹をくくりました」