名店続々、カウンター新世紀 Vol.4

豪快なひな鳥ロースト目当てに本日もカウンターは大盛況!

豪快なひな鳥ロースト目当てに本日もカウンターは大盛況!

長屋の面影残る風情。木材や梁がむき出しの天井など、情緒満点の外観で目を引くのが、ロティサリー機。鶏1羽がぐるぐると回りながらローストされる様は食欲がそそられる。

無骨な、まるで倉庫のような町場系ブラッスリー。こちらのコンセプトは、カウンターで楽しむ豪快フレンチ。産直にこだわったひな鶏を始め、産直の有機野菜を自慢のロティサリー機で塊のままじっくりと火を通し、その肉汁溢れる美味しさを、かぶりつきで楽しんでもらう。

カウンターだからといってボリュームはケチらない。ドンと置いた瞬間にワっと歓声が上がる。そんな男前な料理が身上だ。とはいえ、その調理は実に細やか。

例えば、ひな鶏のロティなら前日までの下処理、包丁入れ、香草を使った焼き時間まで、高田秀晃シェフが細心の注意を払う。ジャストのタイミングで提供されたひな鳥の丸焼きは、生レモンを1個ギュッと搾って、そのまま手でほぐして食べるワイルドさ。ロースト中に溢れた肉のジュも無駄にせず、別皿のソースとして活用する。

その他に登場する料理も、見たこともない厚切り牛ハツのステークや、200gもある子羊のグリエなど。いずれも余計な味を添加しない。肉の味を高めるための丁寧な仕事が見て取れる。

そんなロースト料理に合わせたいのがベルギービールの数々。特にブリュワーズブリュー~アルト~の生は都内でも20カ所しかない希少品。肉とビールの抜群の相性を求め、今日もカウンターは早くから満席だ。

1階の立ち飲み専用カウンター。時には8人、9人と客同士が肩を寄せ合い飲む姿も珍しくない

子羊のおいしい食べ方 赤パプリカのコクと赤トウガラシの特製ソースグリエ¥880

左.料理を担当する高井秀晃シェフ。3年間フランスにて修業を積み、その本質を汲んだ料理を提供

右.ひな鶏のロティ〜ローズマリィとそのジュー〜¥2,300。別添えのソースでいただく店の看板メニュー

築50年の長屋を改装。2階はアットホームな雰囲気のテーブル席

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