二世お受験物語 Vol.4

幼児教室を見学した父親が、3歳の息子の様子を見て感じた、ある違和感とは…

「私、小学校から大学までずっと同じ学校なの」

周囲からうらやまれることの多い、名門一貫校出身者。

彼らは、大人になり子どもを持つと、必ずこんな声をかけられる。

「お子さんも、同じ学校に入れるんでしょう?」「合格間違いなしでいいね」

しかし今、小学校受験は様変わりしている。縁故も、古いしきたりも、もう通用しない。

これは、令和のお受験に挑む二世受験生親子の物語。

親の七光りは、吉か凶か―?

◆これまでのあらすじ
名門一貫校出身の果奈は、息子の翼を小学校から同じ学校に入れたいと考えている。幼児教室で気の合うママ友・彩香と出会いほっとする果奈。一方で夫・光弘とは、併願校について意見が衝突し…。

▶前回:「そんな理由で、小学校受験を決意…?」幼児教室のママ友が打ち明けた、複雑な事情とは


Vol.4 お受験は誰のもの?


果奈は、1人で伊勢丹婦人服売り場をうろうろしながら考えた。

夫の光弘と、翼の併願校に対しての意見が合わず口論になりかけたのだ。

― 夫婦の意見を合わせることも大切だけど、お受験は翼のためのもの。そこをちゃんと話し合わないとね。

1人で電車に乗り、元町・中華街行きの副......


この記事へのコメント

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No Name
翼くん、教室の授業にまるでついていけてないのに、幼稚園受験するのかぇ?なんかめちゃくちゃな展開になってきた😆
2023/04/11 05:1452返信2件
No Name
付き添いは1人までなのに平気で2人で付き添い、授業終わるまで教室側から指摘なし。
こんな民度低い幼児教室ある???
2023/04/11 06:2452返信3件
No Name
かな、いつも相手の立場に立って物事を考えてる?
いや逆だと思ったなぁ。何か、トゲのあるきつい性格だし、上品とは正反対な印象だったけど。
2023/04/11 05:3344返信1件
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