“神楽坂で鮨”といえば、これまでは地元民が憩う古参の店が主流だった。
しかし2020年の『波濤』の誕生をきっかけに、高級鮨店が徐々に増え始めてきた。
しっぽりとした大人の空気を纏った店内で、艶やかな握りと洗練されたつまみを食すのが、神楽坂の鮨の粋。
「神楽坂で高級鮨」は、いまやデートに誘う格好の決め台詞になりつつあるのだ!
1.この店の誕生が、神楽坂の鮨の潮流を「高級」へと導いた
『波濤』
風情ある景観に惚れた神楽坂で、己の鮨を極める
和の名店『神楽坂 石かわ』が鮨店を開く。この知らせは、美食家に衝撃をもたらした。
店を任されたのは熊切大地さん。『神楽坂 石かわ』を筆頭に『虎白』『蓮 三四七(旧店名:蓮)』と和食ひと筋で研鑽を重ねた彼が、鮨の名店『東麻布 天本』でも腕を磨き、開いた......
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