和食好きの彼女を誘ったら絶対喜ぶ!心地良くほろ酔える、港区らしい高級店6選

5.女性店主が作りだす、ハイセンスな料理と空間に酔いしれる@虎ノ門
『空花』


フレンチやイタリアンの女性シェフは今や珍しくなくなったが、こと和食に限ってはまだまだ稀少な存在。

名店出身の女性料理人が開いた『空花』は、手間をかけた料理の中に、女性ならではの感性が宿る。

たおやかな所作から紡ぎ出された美しきコースが、上質な夜を約束する

虎ノ門の真新しいガラス張りのビル1階に暖簾を掲げる。店内は、京壁に木目の美しいタモ材を用いたカウンターが広がる静謐な空間。デザートの後にはカウンター内に置かれた茶釜で、一服立てた抹茶を振る舞ってくれる


鎌倉の古民家で地の味を生かした和食を提案し、高い評価を集めた『空花』が、神谷町駅のすぐ裏手に移転オープンしたのが約2年前。

「昼の需要が多い鎌倉に比べ、夜に勝負できる東京で自分の腕を試したかった」との言葉を裏付けるように、早くも一ツ星を獲得。

その実力を証明しているのが、女性店主の脇元かな子さんだ。

あの三ツ星和食店『かんだ』では7年間みっちりと修業。その後、銀座『AKOMEYA厨房』の料理長まで務めたキャリアを誇る。

茶室のような空間で、鎌倉食材を生かした本格和食を


「季節ごとに、お客様が召し上がりたいだろうなと思う旬の食材を取り入れ、味つけが重ならないよう気をつけて献立を考えています」

おっとりした笑顔で、そう話す柔和な人柄そのままに、コースを彩る料理はどこか優しげ。さらにその中には、女性料理人らしい繊細なセンスも感じさせる。

例えば「八寸」。派手な演出はないものの、アンティークグラスをバランスよく組み合わせた器使いや、鮮やかな色彩。

そして、戸井のまぐろには隠し包丁を入れて食べやすくするなど、さりげない気配りが、大人の男女をホッと寛がせてくれるのだ。

色彩にもこだわり抜いた“八寸”


巧みな色使いで、内容は月替わり。

手前右から「甘鯛のかき揚げと揚げ銀杏と栗の渋皮焼き」「白いかのからすみ掛け」「あん肝旨煮」「中トロの漬け」。中は「イチヂクの白和え」。

アートのような佇まいの“サザエの揚げ物”


相模湾で獲れた大きなサザエを、アートのように仕立てた。

200度の高温でさっと揚げて、軽快な食感に。振りかけられた岩海苔の風味が食欲をそそる。

「ベストな食べ方」と、師匠の神田さんも絶賛。

可憐な和スイーツが並ぶ“デザート5種”


常時5種類がそろう中から好みをふたつ選べる“和スイーツ”など、クライマックスには女心をくすぐる仕掛けも用意される。

手前右から「酒粕チーズケーキ」「自家製最中アイス」「干し葡萄入り蒸し羊羹」「季節のフルーツゼリー」、中が「白玉の栗と餡添え」。

愛らしいビジュアルで、大人の味わいだ。

女性人気No.1はすっぽん鍋!


美肌に効果てきめんと女性客に評判の「すっぽん鍋」は、通年で提供。

長崎産の1kg強のすっぽんを使用して、水と酒のみであっさりと仕上げている。すべてコース(20,000円)より。

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