「2人は、幸せに暮らしました。めでたし、めでたし」
…本当に、そうでしょうか?
今宵、その先を語りましょう。
これは「めでたし、めでたし」から始まる、ほろ苦いラブ・ストーリー。
▶前回:「冴えない男で妥協したのね」と友人の夫を貶す女。招待された結婚式である事実を知り、絶望するハメに
Episode7:日常にうんざりしている女
「亜美、良かったら俺と付き合ってくれないかな」
司から告白されたのは、桜が舞う仲見世通りを歩いていたときのことだった。浅草の下町育ちである彼は、地方から上京してきた私に東京を教えてくれた人だ。
「えっ…。私でいいの?」
「うん。亜美がいいんだ」
大学生活、最後......
この記事の続きは月額プラン会員への加入、
またはアプリでコイン購入をすると読めます
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント