「女の敵は女」
よく言われる言葉ではあるが、これは正しくもあり間違ってもいる。
女同士の友情は感情が共鳴したときに仲が深くなり、逆に感情が衝突すると亀裂が生じ、愛情が憎しみへと変化する。
この亀裂をうまく修復できなったとき、友人は敵となる。
だが、うまく修復できればふたりの仲はより深いものになる。
ここに、性格が正反対のふたり女がいる。
ひょんなことから東京のど真ん中・恵比寿で、同居を始めたことで、ふたりの運命が回りだす…。
◆これまでのあらすじ
諒子とマリは、大学の同級生同士。ひょんなことから再会し、現在は同居中。そんな中、諒子は学生時代に恋仲だった男・錠との仲が復活する。同居するマリとも、ぶつかり合いながらも、仲を深めていた。諒子は公私ともに順調で……。
▶前回:離婚間近の35歳女が向かったのは夫以外の男の部屋。その驚きの口実とは?
Vol.8 笑顔の裏には…
各所との調整に難航したものの、錠の脚本は、なんとか撮影までたどり着くことができた。
「これが、俺の書いた台本か…」
初めて自分の名前が入った撮影台本を手に、錠も感慨深げだ。
「錠おめでとう。やっとデビューだね」
諒子は、錠と恵比寿のフレンチ『アムール』で決定稿......
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この記事へのコメント
色々と端折り過ぎ。
色々と意味不明過ぎ!