さて、実際に植村とのデートを疑似体験した森さんの感想は?
「知ったかぶりの知識を披露せず、等身大の自分で勝負している感じは、すごく好感が持てました。帰り際にミニブーケと予約困難店のスイーツを手土産にと渡してくれたのも、誠実さが伝わってましたし。
でも、様々な気遣いや至れり尽くせりさが、初めてのデートには逆にちょっと重いかな(苦笑)。可愛い後輩に接待してもらったっていう感じ」とのこと。
「まさに、同じことを何度となく言われ、撃沈した過去が蘇りました……」と、項垂れる植村。
「駅集合からのタクシーでエスコートとか、ワインリストを渡しちゃうとか、デザート後にさらにスイーツの手土産とか、気遣いのつもりかもしれないけど、それってちょっとやりすぎ感が……?」(嵩倉)
「森さんが“お腹いっぱいだね”と、お開きのサインを出しているのに、なかなか気づかなかったのはハラハラした」(一寸木)と、先輩たちも追い打ちをかける。
だが、満場一致で「恋愛には至らなかったけど、植村くんの一生懸命さ、人の良さは伝わりました」というのが女性陣の総意。
もう少し手管を磨けば、“切り札を使いこなす男”となる日も近いのかもしれない。
植村のデートをお膳立て&批評する先輩女性はこの3名
編集歴6年目。外食の守備範囲は、グランメゾンはもちろんのこと赤ちょうちん系酒場やカジュアルなビストロまで幅広い。
デートでは、「オトす、オトさないの前に、その場を楽しもうという余裕がほしい」とのこと。
気づけば半世紀近く生き、酸いも甘いも知るお年頃。昭和の人間のため、デートにはスマートさとラグジュアリーさを求めがち。
素敵なマナーと華麗なマネー使いを身につけている殿方は魅力的。
今号からスタートしたゴルフ連載ほか、本誌でのライティングに毎号複数企画携わる古株ライター。
細かい所によく気がつき、せっかちで合理的な性分ゆえ、デートでもそこに厳しい傾向あり。
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細かな振る舞い一つひとつが、食事デートの成功か失敗かを大きく左右する。
ぜひ、今回ご紹介した一連のエスコートの仕方を参考に、彼女を誘ってみて!
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