「古民家でフレンチディナー?」サプライズなデートができる、表参道の人気店

和の要素を取り入れる!有田焼のお皿も美しい


ポルチーニの出汁と木の芽のソースをかけた、甘鯛の鱗焼き。

下には里芋とグラナパダーノのピューレを敷き、和素材の繊細さと欧州のコクが見事マッチ。器は全品に有田焼を使用。


赤ワインと赤味噌を煮詰めたソースを添えた、青森産「銀の鴨」。血の旨みが全身にまわった鴨を、芳醇なソースが引き立てる。

出汁に通したフランス産ジロール茸も和酒に合う味わい。

〆は真心込めて握る、出来立ての「塩むすび」

〆は、山形県産「雪若丸」の塩むすび。あらゆる米を食べ比べた結果、粘りが強くなく、口内でほろっと崩れる米質に惚れ込み品種を決定。全て22,000円のコースより


〆はなんと塩むすびで、童心に帰るとともに、意外や絵にもなる。

舌を満足させて店を後にするふたりは、「このバス停は異世界への入口だった?」と笑いあったりする。

最初から最後まで、ギャップを詰め込んだ店の楽しさが切り札となり、二軒目へ続くのだ。


HYÈNEとは、フランス語でハイエナを意味する。

ハイエナは「サバンナの掃除屋」と呼ばれ、他動物の食べ残しまで食べる生き物。店でも食材を使い切ることを目指している。


食前に読むのは、封筒に入ったHYÈNEの10カ条。

「シェフの写真は盛れるアプリで撮影するべし」などユルい内容が多く、緊張しやすいフレンチで気楽になってもらうために用意した。

デートの始まりは、サプライズなバス停が目印!


シェフが三鷹育ちでジブリ好きのため、『となりのトトロ』を連想させるバス停を店前に置いた。

架空のバスは1時間に1~2本の設定。なお、店内BGMはジブリの名曲集のジャズ。

帰り道の細い路地は、余韻に浸る絶好の静けさ


表参道に出るまでは約200m。通りに並ぶのはカフェやギャラリーなので、夜はしんと静かだ。

秋の夜風が、日本酒でほてった体に気持ちいい。


人が多く行き交う表参道に出たらもう現実。

せっかく体験した非日常を大切にするべく、すぐさまタクシーでバーへ向かうのが得策。



料理も空間もハイセンスで、表参道らしいおしゃれな一面はもちつつも、それらに既視感は皆無。

まったく体験したことがない、新たなるフレンチディナーがここに約束されているのである。

きっと、感度の高い大人の女性とのデートにこそ効くはずだ!


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