今となっては昔のことですが、港区に沙羅という女が生息していました。
「今夜、食事会あるんだけどどう?」と言われれば飛び入り参加して、必死に“彼氏候補”を探したものでした。
ある日、ようやく彼氏ができて食事会に行かなくなりましたが、その彼にも…。
残念に思って2年半ぶりに港区へ近寄ってみると、そこには以前と全く別の世界が広がっていたのです。
▶前回:同棲中の彼氏にフラれ、借りられる家が見つからない…。絶望するフリーランスの女が下した決断は
同棲していた彼にフラれ、広尾の高級低層マンションから戸越銀座へ引っ越してきて、約3ヶ月。
あんなにこだわっていた港区を離れたけれど、今や私は普通に暮らしている。人の慣れとはすごいものだ。
以前だったら移動はすべてタクシーだったのに、電車にも乗るようになった。
数年前......
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