東京…特に港区は、ウソにあふれた街。
そんな港区を走る、すこし変わったタクシーがある。
ハンドルを握るのは、まさかの元・港区女子。美しい顔とスタイル。艶のある髪。なめらかな肌…。
乗客は皆、その美貌に驚き、運転席の彼女に声をかける。
けれど、彼女と話すには、ひとつルールがあった。
「せめて乗車中はウソ禁止です」
乗客たちは、隠れた本音に気づかされていく――。
▶前回:タクシー・ドライバー 〜柊舞香〜:港区女子を辞め、運転手に転職した美女。きっかけは?
六本木~三軒茶屋 京子(26歳)と慎太郎(28歳)
― ああ、今日も楽しかった!ちょっと飲みすぎたなぁ。
日中の暑さがウソのように涼しくなった9月の、金曜の夜。
京子は、六本木のバーで女友達と3人で飲んでいた。
腕時計は午後10時50分を指し、ふわふわした心地いい酔いが回っている。
京子はスマホを取り出すと、家......
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この記事へのコメント
※コメント欄読者のみなさま、お久しぶりです!
読者の皆さまへ
いつもコメントありがとうございます。長らくお待たせしましたが、システム不具合の復旧作業が完了しました。
皆さまからのコメントを、これからも編集部一同楽しみにお待ちしております!
と先週書きたかった。