この恋が成就しない理由 Vol.7

焼肉デートで幻滅。「久々の彼女候補だったのに…」34歳・税理士が落胆した、女の言動

「彼って…私のこと、どう思っているんだろう」

連絡は取り合うし、ときにはデートだってする。

自分が、相手にとっての特別な存在だと感じることさえあるのに、“付き合おう”のひと言が出てこないのはどうして?

これは、片想い中の女性にとっては、少し残酷な物語。

イマイチ煮え切らない男性の実態を、暴いていこう。

▶前回:「まさか、他にも相手がいる…?」男のとんでもない本性を暴いた女。きっかけは“音”だった


プライベートはNG?会話に積極的じゃない彼の本音が知りたい(絵里花・31歳の場合)


― うぅ…暑いっ!ワンピースに汗、染みてないかな?

今日は、片想い中の相手・和寿と3週間ぶりのデートだ。

待ち合わせは、13時。

ついメイクに気合が入ってしまった私は、すでに10分遅刻している。

外苑前駅から、銀杏並木沿いのカフェへと急ぐ。わずかな道のりでも、汗がじわりとにじんだ。

「ごめんね。遅くなっちゃった」
「いや、大丈夫だよ。外、暑かったでしょ?絵里花ちゃん、何飲む?」

先に席についていた彼は、涼しげな顔でこう言った。そして、私にメニューを手渡してきたのだった。

― 待たせちゃったのに、優しいなぁ。それに、今日もカッコいい!

だが、和寿は前回のデートのときよりも、少し…いやずいぶんこんがりと日焼けしていた。

もともと白くてキレイな歯だなと思っていたのだけれど、笑うとそれがより一層際立つ。まるで、炎天下でトレーニングをするアスリートのような日焼け具合だ。

その様子が気になった私は、ごく自然に尋ねた。

「うーん、アイスティーにしようかな。…ねぇ、和寿くん、日焼けした?お盆休みは何してたの?」
「え?そんな大したことはしてないよ。あ、すみません。注文いいですか?」

― あー…、またこの感じ?

和寿は、プライベートな話を一切してくれない。

仕事や、そのほかの当たり障りのない話はするのに、これはどういうことなのだろう。

まだ、私に心を開いてくれていないのか、それとも何か理由があるのか―。

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