「この子のためなら、何だってしてみせる…」
公園に集う港区の母たちは、そんな呪文を心の中で唱え続ける。
そして、子どもに最高の環境を求めた結果、気づき始めるのだ。
──港区は、小学校受験では遅すぎる…、と。
これは、知られざる幼稚園受験の世界。母…いや受験に取り憑かれた“魔女”たちが織りなす、恐ろしい愛の物語である。
◆これまでのあらすじ
娘の華(2)の幼稚園受験のため、葉月はお受験塾「ほうが会」に入会。志望園への挨拶も済ませ、着々と準備を整えていたが…。
▶前回:「早生まれの子は、名門幼稚園に入れない…?」地方出身女が知った、お受験戦争の残酷な事実
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Vol.6 同志との亀裂
「イヤッ!イヤッ!イヤッ!」
朝の7時から、華の叫び声がリビングに響き渡る。
「華ぁ、朝ごはんの前に、トイレに座ってみよう?出なくてもいいんだよ。座るだけでもキラキラのシールが貼れるよ!
それに、ほら見て。華の大好きなイチゴの柄のパンツもあるよ。どう?はいてみたくな......
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この記事へのコメント
前もこんなネタあったような?
夫への大批判でコメント炎上狙いよね。この夫婦は受験のことも含めてもう少しよく相談して意見をすり合わせる必要があると思う。裁判のように夫が悪い妻が悪いとかではなくて。