妻と女の境界線 Vol.3

「部屋に誘われるかも」年下男と急接近し浮かれる32歳女。しかし予想外の展開に

結婚したら、“夫以外の人”に一生ときめいちゃいけないの?

優しい夫と、何不自由ない暮らしを手に入れて、“良き妻”でいようと心がけてきた。

それなのに・・・。

私は一体いつから、“妻であること“に息苦しさを感じるようになったんだろう。

◆これまでのあらすじ

夫との結婚生活にマンネリ気味の麻由。“推し”の店員目当てで会社近くのカフェに通い、満たされない気持ちを癒していた。そんな時、会社の帰り道で推しメンと偶然出会い…

◆前回:「今夜は無理…」夫は知らない。結婚3年目、妻が誘いを断るワケ


偶然の帰り道


推しのカフェ店員・圭吾くんと偶然出会った夜

「麻由さん。駅までの道、ご一緒してもいいですか?」

「う、うん」

私は流されるように、彼と肩を並べて歩き始めていた。

「麻由さんって、お家はどちらなんでしたっけ」

「三鷹に住んでるよ」

「えっ!僕、実家が三鷹なんですよ。なんか嬉しいな」

― その笑顔は、反則でしょ…。

お店で会話するよりも、彼が近くに感じられて、ドキッとしてしまう。

「圭吾くんは、一人暮らしなんだっけ?どのあたりに住んでるの?」

平静を装い、会話を続ける。

「今は、品川周辺に住んでますよ」

「わあ、素敵。私も学生時代に一人暮らししてみたかったなぁ。私の家、下にも2人妹がいたから、一人暮らしまでは許してもらえなくて」

学生時代、私は逗子にある実家から三田キャンパスに通うのに、片道1時間以上かけていた。田町や品川で一人暮らしをしている友達が、心底羨ましかったものだ。

「でも、この2年くらいって、ほとんどオンライン講義だったんじゃない?それなのに大学の近くに住んでたんだね」

「あ、えーっと…品川に住み始めたのは、ここ最近なんです。就活するのに、都心の方が便利かなって」

微妙に口ごもりながら答える彼。

この記事へのコメント

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No Name
そんな爽やかな大学生、絶対彼女いる!
2022/06/18 05:2499+返信3件
No Name
LINEのトーク画面、絶対見られないようにしたほうがいいよね。
お店では話せないこととか、怪し過ぎる。ホストクラブにでも通っているのかと勘違いされるかも。笑
2022/06/18 05:2659返信2件
No Name
そろそろ、怒濤の展開かな?
だらだらとした展開はお腹いっぱいなので、テンポ良くお願いします
2022/06/18 05:1749
No Name
真由、妄想がスゴイ笑
10歳年下の学生(しかもモテそうな)を相手にどこまで暴走してるの!
圭吾が最近引っ越したのかバイト先の女店員の家だったりして笑
2022/06/18 07:2134
No Name
既婚の常連さんをたまたま道であって話が盛り上がったとしても、家に誘わないでしょ笑
すごい自意識過剰〜
2022/06/18 06:3926返信1件
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