感染症の流行により、私たちの生活は一変してしまった。
自粛生活、ソーシャルディスタンス、リモートワーク。
東京で生きる人々の価値観と意識は、どう変化していったのだろうか?
これは”今”を生きる男女の、あるストーリー。
▶前回:28歳独身女が始めた憧れの鎌倉生活。素敵な男性との出会いに浮かれるが、思いもよらぬ落とし穴が…
Act11. ちょっとくらい、いいよね
2019年12月
週末の0時前。
松代夏奈は、新婚の夫・仁哉からの『今から帰る』というLINEを眺めながらため息をついた。
「今日も午前様か。いつもより早い方だけど…」
都内テレビ局の報道部で働く仁哉は、多忙で毎日のように帰宅が遅い。18時のニュースを主に担当している彼だが、責任者と......
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この記事へのコメント
だいたい突然手を掴み家に連れ込むのはいくらなんでも急展開で突拍子もない気が。
そもそも気分転換のための仕事ならリモートの仕事を夫に探してもらって同居再開すればよかったと思う。
どうせ職場でも他の人と距離を取っていたわけだし。
外出きないって言ったって、買い物や散歩はできるわけだし。
でも他人が口つけたスプーンで「僕のも一口どうぞ」って差し出されるのはさすがに嫌だな
この時期は特に