「妻が輝いていることが、僕の喜びです」
令和の東京。妻に理解のある夫が増えている。
この物語の主人公・圭太もそのうちの1人。
・・・が、それは果たして、男の本心なのだろうか?
元来男は、マンスプレイニングをしがちな生き物だ。
高年収の妻を支える夫・圭太を通じて、東京に生きる『価値観アップデート男』の正体を暴いていく。
(マンスプ=マンスプレイニングとは、man+explainで上から目線で女性に説明するの意味)
◆これまでのあらすじ
マンスプを嫌っていたはずの圭太(34)は、世間知らずの女子大生・未久(21)にアドバイスしたことが発端となり、「他の男と何も変わらない」と妻に愛想を尽かされてしまう。
一方、妻も、自分こそ夫に対して偉そうにしていたのかもしれない、と気づいたが、圭太は家から姿を消していた…。
▶前回:「社内の年下男に誘われて、つい…」離婚トラウマ持ちの、バツイチ女がハマりがちな罠
家出!?
しんと静まり返ったリビングは、暗く、そして冷たかった。
そこで、あらためて気づく。
仕事や会食を終えて帰宅した夜は、いつも圭太がいた。
圭太は、たとえ自身が飲み会などで出かける日でも、私の帰宅時間を知ると必ず先に帰り、私のことを待ってくれていた。
― 圭太くん......
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この記事へのコメント
あの未久が登場せずに終わった。酷過ぎて笑う。