2013.04.20
オレの、私の、“奢りテク”教えます Vol.1玉木
~奢る店選びの条件~
勉強になる話題の店か、気さくに愉しめる馴染みの店
中村貞裕さんがふたりの男性社員を連れて訪れたのは、カウンター割烹の感覚でフレンチを愉しめる『玉木』。ご主人の玉木裕さんが和洋双方のお店で学んだ結果たどり着いた、“日本人に合うフレンチ”が味わえる。
最初に訪れたときは、銀座という土地柄、緊張したという中村さん。しかし、玉木氏の気さくな人柄もあって、今ではゆったりくつろげるお店になったそう。肩肘をはらずに箸でもいただけるフレンチは“銀座通”を演じるのにも一役買ってくれると彼は言う。
「初めて来たとき、常連の方が裏メニューのナポリタンを食べていたんです。フレンチで出すナポリタンに興味をひかれ、さっそく翌日に頼んでみました。その時、一緒にいた人からは、かなりの食通と思われたんじゃないかな。だって銀座のフレンチで、裏メニューのパスタを注文するわけですから」。
中村さんにとって、別の自分を演出できる貴重なお店でもあるのだそう。「だから、後輩を連れて来たくなっちゃうんですよね」と笑う。
駆け出しの頃は、自身も先輩に何度となく食事を奢ってもらった。それにもかかわらず、食事の後には、先輩たちから「ありがとう」と感謝されるのが常だったという。
「必ず、先輩が一緒に食事したい人を連れて行きました。女の子と呑みたければ女の子、ビジネスのために会いたい人がいるって言われれば、頑張ってセッティングしました」。
ただ、部下にそれを求めているわけではない。「一緒に食事に行くことで、社員の気分転換になったり、新しいビジネスのヒントになってくれれば、それでいいんです」。
一緒に食事を楽しんだ人には、前向きな気持ちになってもらう。それが中村さんの奢りの哲学である。
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