「相手にとって完璧な人」でありたい—。
恋をすると、本当の姿をつい隠してしまうことはありませんか。
もっと好かれようとして、自分のスペックを盛ったことはありませんか。
これは、恋するあまり理想の恋人を演じてしまう“背伸び恋愛”の物語。
◆これまでのあらすじ
東京に暮らすズボラ女子・芹奈と、伊勢志摩でワーケーション中の瑛太。2人はついに付き合うことになったが、瑛太は自信のなさをカバーするために、様々なサービスを使って自分をごまかしていた。
▶前回:「絶対に失敗できない!」勝負デートの前日に、男がコッソリ仕込んだ“完璧な計画”とは?
朝、目が覚めると見慣れないカーテンが芹奈の目に入ってきた。
― ん?あ、そうか。瑛太の部屋だ。
カーテンの向こうに広がる37階からの景色。寝返りを打つと横には瑛太がいて、小さな寝息を立て微笑みながら眠っていた。
その可愛い寝顔を見つめ、芹奈は顔をほころばせる。
......
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この記事へのコメント
でもまぁ、うまくいきそうな感じでよかった。暗〜い連載が多いから、この話好き。