あなたは恋人に、こう言ったことがあるだろうか?
「元カレとはもう、なんでもないから」
大人に”過去”はつきものだ。経験した恋愛の数だけ、過去の恋人が存在する。
だから多くの人は、1つの恋を終わらせるごとに、その相手との関係を断ち切っているだろう。
しかし “東京のアッパー層”というごく狭い世界では、恋が終わった相手とも、形を変えて関係が続いていく。
「今はもう、なんでもないから」という言葉とともに…。
◆これまでのあらすじ
健作と社内恋愛中の千秋。会社の後輩・雛乃が、彼の元カノだということを知ってしまう。
別れても友達として付き合い続けることは「私立一貫校の内部生あるある」だと聞かされたものの、2人の関係にモヤモヤ。
そんなとき、結婚式の打ち合わせに「雛乃も呼ぼう」と提案され…?
▶前回:シンガポールに単身赴任中の夫には、内緒で…。娘の幼稚園受験に夢中な女が、隠していたコト
「ひなも呼びましょうよ!」
恵比寿にある『マーサーカフェダンロ』まで、わざわざ集まってくれた健作の友人・深山くんと菊田くん。
最初は、4人で和やかに談笑していたはずなのに。
突然そう言い出した菊田くんの顔は「名案が浮かんだ」とでも言いたげで、キラキラと輝いている。
......
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この記事へのコメント
菊田もアホだし深山も気遣いゼロ、7年近く付き合ってただけあるねとかわざわざ口に出すなんて。小動物(雛乃) も邪魔だし。登場人物全員に共感できない…
やっぱり女だけになったら本性出してくるのね雛乃