2013.04.20
福澤 朗の「日本酒カレンダー」 Vol.2立喰酒場 buri
【 今月のお題 】
奥深きかな
カップ酒の世界
カップ酒=やさぐれた夜にグビリ。そんな構図におさらばするべく『立喰酒場buri』へ。壁を埋め尽くすのは、全国の銘酒が詰まったカップ酒。ラベルも多彩でジャケ飲みする客が多いのだとか。
まず手にしたのは、こなき純米。「う~む、辛口だけど味がある。妖怪って必ずしも悪ではなく、世の中あらゆるところにいるわけですが、自分もその片隅で、一日の終わりにこれを飲んでいる。そんな存在確認になるお酒ですね」
それから、にゃんかっぷ。
「ワンカップに対するにゃんかっぷ。そこはかとない反骨精神を感じます(笑)。しかも旨い!猫って心を開くとお腹を見せるじゃないですか。それくらい気持ちを開放させるおいしさですね」
取りはふなぐち菊水一番しぼり。「生原酒なんです。米の旨みが活きている。初めて飲むカップ酒がこれなら、イメージはまるで変わるはず。あと、カップ酒って究極のお一人様サイズなんです。鮮度も落ちないし。冷蔵庫で冷やして、ちびちび味わって欲しいですね」
そう言いながらグビグビッと呷る福澤氏。どうやら普通の人とは、日頃の鍛錬が違うようで。
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