木原美芽の「東京ダイニングシーン」 Vol.3

スブリデオ レストラーレ

酪農農家ビストロ
Subrideo Restaurare

あふれるチーズ愛が
生家に開業したビストロで炸裂!

右.吉田健志さんを間に清水朋也さん(左)と田島直人さん 左.骨付仔羊のグリエとバリロットクスクスサラダ¥2,400

ある日、編集O氏にメイルをしてみた。「次どうしよ? 悩み中」。返信はただ、ひと言。「いーんですよ、あなたはヘンタイで」。

ナンですと! その愛アル突き放し。ならばヘンタイ探求道を邁進してやろうではありませぬか。と急襲したのは恵比寿・ビール坂に昨年11月開業の『スブリデオ レストラーレ』。冷菜、温菜、メイン、旬メニューまで、たったひとつを除きすべての料理にチーズを使うという振り切り具合! それだけで好みだわー。

さらに言えばオーナーシェフ・吉田健志さんの「とにかく好きなチーズを使いたいんだ!」という思いに先走りがないのが素敵。スモークサーモンに添える酸味は、ケッパー&レモンじゃなくシェーブルで。冷菜リストにあるはずのパテ・ド・カンパーニュは豚肩肉、首肉、背脂等にコンテを加え、軽く炙るから食感はホロリ優しくチーズが肉になじむ。

どれをとっても、愛があるのに、無理がない。ありそうな料理で、他で見ない。いわばオトナのヘンタイと言えましょう。名誉のために申し添えれば、吉田さんは温和な常識人。でもほら、ひと皮むくとね(くどい?)。

右.自家製スモークサーモンのミキュイと山羊乳チーズのサラダ¥1,500 左上.マニアなチーズ他、メニューは臆せず質問を 左下.店舗は実家で御尊父の時代は酒屋

右.焼きパテ・ド・カンパーニュ、コンテ12 ヵ月¥1,100 左上.ラクレット大和芋のフワフワフリコ¥1,500 左下.C.P.A公認チーズプロフェッショナルを持つ吉田さんセレクト

●きはらみめ
LEON、料理王国を経て、食専業のフリーランスライターに。ワイン専門誌『ワイン ホワット!?』にも携わる。趣味は酒と猫。ウォッカの産湯につかり、日本酒で肌を磨く。


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