婚活に奮闘する人たちは、初デートのことをこう呼ぶ。
「婚活アポ」
ある程度仲良くなるまで、男女の約束は仕事と同様"アポイントメント"なのだ。
そんな激しい婚活市場で、数撃ちゃ当たるとでも言わんばかりに、東奔西走する一人の女がいた。
失恋にも負けず、婚活うつにも負けず、アポ、アポ、アポの日々。
なぜって、元カレよりも素敵な人と結婚したいから……。
これは「真面目に努力すれば、結婚できる」そう信じて疑わない、早稲女・夏希の『婚活アポダイアリー』。
◆これまでのあらすじ
マッチングアプリでの婚活に奮闘する夏希。アプリで知り合ったエリート弁護士の政樹と初デートする。ところが、帰り際に突然家に誘われ…。
▶前回:「初デートだけど、いいかな…」男の甘い誘惑に負け、付き合う前に彼の家に行く女の本音
初デートで、家に誘われたら…
「えっ…。今から政樹さんのお家に…ですか?」
「うん。お店ももう開いてないし、俺の部屋で軽く飲むのはどうかなって」
がっしりとした彼の腕に抱き寄せられて、私はドキドキを抑えられない。でも、いくら素敵な相手とはいえ、初回から相手の家に上がり込むなんて、婚活のセオリーに反する......
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この記事へのコメント
悪いことしてないし、相手は元カノだし!
それにしてもアポ之助、最悪!
それにしても沙里奈、邪魔だなぁ