婚活に奮闘する人たちは、初デートのことをこう呼ぶ。
「婚活アポ」
ある程度仲良くなるまで、男女の約束は仕事と同様"アポイントメント"なのだ。
そんな激しい婚活市場で、数撃ちゃ当たるとでも言わんばかりに、東奔西走する一人の女がいた。
失恋にも負けず、婚活うつにも負けず、アポ、アポ、アポの日々。
なぜって、元カレよりも素敵な人と結婚したいから……。
これは「真面目に努力すれば、結婚できる」そう信じて疑わない、早稲女・夏希の『婚活アポダイアリー』。
◆これまでのあらすじ
アプリでマッチングした広告マンとデートするも、彼のマシンガントークにげんなりする夏希。落ち着いて会話できる男性と穏やかな時間を過ごしたい、という自分の希望を再確認する。早稲田での夜のアポを控え、学生時代に過ごした神楽坂に降り立ったのだった。
▶前回:「まさか…?」アプリで出会った人とアポ30分前。銀座で女が衝撃を受けた出来事とは
27歳ワセジョ、感傷にふける
― このイタリアン、懐かしい…!こっちのお店では、毎年お互いの誕生日にケーキを買ったなあ…。
私は、銀座で本日1回目のアポを終えたあと、早稲田駅での夜アポまでに3時間近くあったから、神楽坂を少し歩くことにした。
早稲田駅からメトロで一駅のこの場所は、大学1年から社会人1年......
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント
前向きに考えてみようと思わせて、アプリで会っためっちゃいい子が居るとか言ってきて。写真まで見せなくていいわ。
時間を無駄にした気分になったでしょう😭
かなりイラッとした。