この結婚、間違ってた? Vol.2

深夜2時のベッドルームで、夫の秘密を暴く28歳妻。彼女を不幸に陥れた“指紋認証”の罠

「やめるときも、すこやかなるときも、あなたを愛する」と誓ったはずなのに…。

“やめるとき”は、愛せないのが現実。

思い描いていた結婚生活とは程遠く、二人の間に徐々に生じ始める不協和音。

「こんなはずじゃなかった」と不満が募ったとき、そもそも「この結婚、間違ってた?」とふりかえる。

あなただったら、この結婚生活やめる?それとも…?

▶前回:「サラリーマンも、年上経営者も嫌…」結婚相手を選り好みした29歳女の誤算


Vol.2 イケメン夫を持つ妻


【今週の夫婦・結婚3年目】
夫:俊介(31)外資コンサルティングファーム勤務
妻:麻友子(28)薬剤師 美容外科勤務


「これも違うのか…」

次パスコードを間違えたら、15分間入力ができなくなる。

私はすでに7回も突破に失敗しているスマホを握りしめ、ため息をついた。バスルームからは勢いのいいシャワーの音と、夫・俊介の鼻歌が聞こえる。

夫のスマホと格闘して、今日で2日目。

普段Face IDでしか解除していないスマホのパスコードを探り当てるのは、かなり困難だ。誕生日でも記念日でもダメならば、不可能に近い。

その時、いきなりバスルームのドアが10cmほど開いた。

「麻友子~!シャンプーないわ。ストックある?」

― !!!

心臓が止まりそうになる。

「あ、ある。あるよ!ちょっと待ってね」

メンズ用の清涼感のあるシャンプーを、ドアを少しだけ開けて渡す。

わかっている。

夫婦間でも、勝手にスマホを見るのは、不正アクセス行為に該当することを。

でも、付き合っているときは、俊介は心配ならいつでもスマホを見てもいいと言っていた。それならば、問題はないはず。

だって、私にはどうしても確認したいことがあるのだ。

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